せき‐じゅう【石絨】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石綿(いしわた)のこと。〔改正増補和英語林集成(1886)〕 〔元史‐阿合馬伝〕
せき‐たい【石苔】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 岩石の表面に生えた苔。石に生えた苔。[初出の実例]「嶺樹雨霑唯一味、石苔衣薄定三銖」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)一〇・秋日出山寺…
いし‐ごい(‥ごひ)【石鯉】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「せんざんこう(穿山甲)」の異名。〔書言字考節用集(1717)〕
いし‐とさか【石鶏冠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 鶏などのとさかの、石のように堅いもの。いしざか。[初出の実例]「あかとりのいしとさかあるが、毛色も美しきをたまはりて」(出典:弁内…
いし‐な【石な・礫な】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 小石。砂利(じゃり)。[初出の実例]「石 いし 畿内にて ごろたと云は 石の小なる物を云 東国にて 石ころといふ〈略〉越中にて いしなとい…
いし‐のこぎり【石鋸】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 縄文時代の石器の一つ。(イ) 朝鮮、長崎県五島などから出土した、黒曜石製小型打製石器で、鋸歯(きょし)状の刃がある。(ロ) 半月形の磨製…
いし‐はじき【石弾・抛石・】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 上代の武器の一種。城壁やがけの上に装置し、木や綱で留めた石を弾き飛ばして敵を殺傷するようにした仕掛け。石弓。石弾①〈海国兵談〉[…
いし‐はだ【石肌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石の表面。
いし‐ひき【石引・石曳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 巨石をころなどにのせて引き運ぶこと。昔、宮殿、社寺、城郭などの建築に必要な石材を運ぶのに、一人が石上に乗って音頭をとり、多人数…
いし‐め【石目】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 節理や地層の走向などのために岩石の裂けやすい方向。石工が岩を割る時に利用する。[初出の実例]「金山〈略〉石目とて大金ある所は、げ…
いし‐もずく(‥もづく)【石水雲・石海雲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 褐藻類ナガマツモ科の海藻。各地の潮間帯からやや深い地帯にかけての岩の上に生える。全体が緑褐色で、長さ約二〇センチメートル。細く枝…
いしやま‐ぎれ【石山切】
- 精選版 日本国語大辞典
- 平安時代の書跡、古筆切(こひつぎれ)の名。「西本願寺本三十六人集」のうち、「貫之集‐下」と「伊勢集」を昭和四年(一九二九)に分割するさい、本願…
いだ‐いし(ゐだ‥)【井田石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 静岡県伊豆半島の北西部、沼津市井田で採石される安山岩。建築、土木用石。戸田石。
おうむ‐いし(アウム‥)【鸚鵡石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =おうむせき(鸚鵡石)①② =おうむせき(鸚鵡石)②③ =おうむせき(鸚鵡石)③〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕
うろこ‐いし【鱗石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 鱗形に作った敷石。三角形の敷石。
いなみ‐いし【印南石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 兵庫県高砂市伊保付近から産出する石英粗面岩質の凝灰岩。濃灰色。耐火性に富む。
いわせ(いはせ)【石背】
- 精選版 日本国語大辞典
- 福島県中南部の地名。古代に石背国造の名が見えるが、大化改新で陸奥に編入され郡となる。養老二年(七一八)白河、会津、安積(あさか)、信夫(しのぶ…
いない‐いし(いなゐ‥)【稲井石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 宮城県石巻市の稲井付近から採石する粘板岩。黒色。石碑、敷石などに用いられる。仙台石。
やのね‐いし【矢根石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =せきぞく(石鏃)
ほたる‐いし【蛍石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 弗化カルシウムを主成分とする鉱物。白・淡緑・紫・無色などで、もろい。ガラス光沢を有し、透明または半透明。加熱すれば蛍光を発する。…
らい‐せき【磊石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ごろごろした石。石くれ。[初出の実例]「大磐石を、転懸たれば、其の石に当る有様、輪宝の山を崩し、磊石(ライセキ)の卵を圧すに異らず」…
れき‐せき【礫石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 小さな石。こいし。つぶて。[初出の実例]「一家尽く乱れば安身あるなし。火崑岳に炎れば琬琰礫石と倶に焚け」(出典:佳人之奇遇(1885‐97…
なり‐いし【鳴石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 内部に空隙(くうげき)を有する岩塊で、振れば空隙中の砂や小石が音をたてるもの。鈴石。
なん‐せき【軟石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 やわらかい石。[初出の実例]「劫波樹の白玉の耎石に座し」(出典:栄花物語(1028‐92頃)もとのしづく)
どだい‐いし【土台石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 土台にすえる石。建物の一番下部にあって建物を支えるための石。礎石。[初出の実例]「礎がありはしないかとその跡だといふ畠を巡って見…
ひょう‐せき(ヘウ‥)【標石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 目じるしの石。② 道しるべの石。③ 測量標の一つ。三角点・水準点に埋める石。
くつぬぎ‐いし【沓脱石・靴脱石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 くつぬぎ(沓脱)②として置いた石。くつぬぎ。[初出の実例]「伊豆八丈小松原の、履脱石(クツヌギイシ)を据ゑ」(出典:人情本・珍説豹の巻…
くらま‐いし【鞍馬石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 京都の鞍馬付近に産する閃緑岩(せんりょくがん)の一種。庭石などに用いる。鞍馬。[初出の実例]「鞍馬石(クラマイシ)のでくぼくで、登山…
たまつくり‐いし【玉造石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 島根県松江市玉湯町玉造で産出する石英の一種。
はちまき‐いし【鉢巻石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石の周囲を白や黒の筋が一周している石。家に置くと病人が絶えないとか、親を巻き殺すとか、死目に会えないなどといって忌む。
あられ‐いし【霰石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 炭酸カルシウムを主成分とする鉱物の一種。生物の殻や骨格、真珠などの構成物。柱状、繊維状、あられ状の結晶をなし、火山岩の割れ目や…
いし‐あか【石垢】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 河川の底の石に付着する硅藻(けいそう)。[初出の実例]「石垢になを喰入るや淵の鮎」(出典:俳諧・去来発句集(1771)夏)
いし‐あやめ【石菖蒲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「せきしょう(石菖)」の異名。〔語彙(1871‐84)〕
いし‐がら【石殻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石炭を乾留した燃料。コークス。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
いし‐かわら(‥かはら)【石瓦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「いしがわら」とも )① 石と瓦。価値のない物にたとえたりする。[初出の実例]「磨かざれば石瓦のごとし」(出典:康頼宝物集(1179頃)…
いし‐ぐるま【石車】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大石を運搬するための四輪車。車体は低く、厚い車輪をもつ。修羅(しゅら)。[初出の実例]「跡へもさきへもゆかぬ往生 書置にこれまてのす…
このは‐いし【木葉石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物化石の一つ。葉が堆積(たいせき)した泥土にうもれ、固まってできたもので、葉形、葉脈跡などを残す。栃木県那須塩原市の第四紀の湖成…
こく‐せん【石銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 入港する廻船などから、その船の積石数に応じて徴収した税。中世以来行なわれた帆別銭、櫓別銭と同様の船役。江戸時代、幕府が浦賀、大坂…
さん‐せき【三石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 江戸時代後期の南画家、野呂介石・長町竹石・僧愛石の三人の総称。
しゃきん‐せき【砂金石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さきんせき(砂金石)〔和英語林集成(初版)(1867)〕
しき‐いし【敷石・舗石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 道路、庭先、玄関先などの地面に敷きならべた平らな石。また、道路などに石を敷くこと。[初出の実例]「敷石も青きをふむや炉路雪踏〈季吟…
じ‐せき【耳石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 内耳の平衡器の中にあって体位の調節に関係する粒状の固形物。平衡石。聴石。[初出の実例]「樹木の年輪や、魚類の耳石の年輪や、又貝殻の…
石 勒 せきろく
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 274〜333五胡十六国の後趙 (こうちよう) の創始者羯 (けつ) 族の出身。漢人の奴隷から群盗の首領となり,前趙の劉 (りゆう) 氏に帰属。319年にそむい…
つみし【積石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「つみいし」の変化した語 ) 基礎の石。礎(いしずえ)。[初出の実例]「仏の舎利を以て法興寺の刹の柱の礎(ツミシ)の中に置く」(出典:日…
ロゼッタ石 ロゼッタいし Rosetta stone
- 旺文社世界史事典 三訂版
- エジプト文字解読の鍵となった石碑1799年ナポレオン1世のエジプト遠征の際に,ナイル川デルタ地方のロゼッタで一将校が発見した。プトレマイオス5…
電気石 デンキセキ tourmaline
- 化学辞典 第2版
- (Na,Ca)(Li,Al,Fe)3(Al,Fe,Mn)6(BO3)3(Si6O18)(OH,O,F)4.一番多く産出する鉄電気石はNaFe3Al6(OH)4(BO3)3(Si6O18).空間群 R3mの三方晶系,格子定数…
【石罅】せきか
- 普及版 字通
- 石のわれめ。字通「石」の項目を見る。
【石牛】せきぎゆう
- 普及版 字通
- 石で刻った牛、雨乞いに用いる。字通「石」の項目を見る。
【石碣】せきけつ
- 普及版 字通
- 石碑。まるい石碑。〔水経注、済水二〕西北して水に入る。の西北三里に、項王の冢り。ば許(ばかり)毀壞(きくわい)するも、石碣ほ存す。題して項王の…
【石甃】せきしゆう(しう)
- 普及版 字通
- 石だたみ。唐・李白〔姑熟十詠、桓公井〕詩 石甃、冷やかに 泉、を湛(たた)ふ字通「石」の項目を見る。