「屋」の検索結果

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旅籠屋 はたごや

日本大百科全書(ニッポニカ)
近世の宿場にあって、おもに一般庶民や公用旅行以外の武士が利用した休泊施設。飯盛(めしもり)女を抱える飯盛旅籠屋と、そうでない平(ひら)旅籠屋の…

乾物屋 かんぶつや

日本大百科全書(ニッポニカ)
乾物を販売する商人。乾物は植物性食料を保存のために乾燥させたものであるが、魚類を乾燥させた干物(ひもの)も含むようになった。18世紀の近世中期…

越後屋 えちごや

日本大百科全書(ニッポニカ)
豪商三井家の家祖高利(たかとし)が1673年(延宝1)江戸日本橋本町一丁目(東京都中央区)に開いた呉服店。現在の三越(みつこし)百貨店の前身。高利の…

植木屋 うえきや

日本大百科全書(ニッポニカ)
庭木の栽培、手入れと庭作(にわつくり)の職人。14世紀から庭園に対する需要が高まり、茶庭の露地作(ろじつくり)(露地の者)や正しい箒目(ほうきめ)…

阿古屋 (あこや)

改訂新版 世界大百科事典
近松門左衛門作《出世景清》,文耕堂・長谷川千四合作《壇浦兜軍記》などに登場する清水坂の遊女で,景清の愛人。幸若・古浄瑠璃《景清》では〈あこ…

仕立屋 (したてや)

改訂新版 世界大百科事典
目次  日本  西洋  中国衣服を裁縫し,または縫い直し,継ぎはぎなどの修理をする職人。仕立物師,仕立物屋ともいった。日本15世紀後半から京…

かい‐おく(クヮイヲク)【壊屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 くずれた家。こわれた家。破屋。廃屋。[初出の実例]「愛知県だけで死人千余名、負傷者二千六百名、潰屋(クヮイヲク)一万戸」(出典:江戸…

かいこ‐や(かひこ‥)【養屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 台所のことを八丈島でいう。[初出の実例]「助舗(だいどころ)を かいこや」(出典:八丈実記(1848‐55)方言)

お‐だや(を‥)【小田屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 ) 田守りのため、田の中に作った小屋。田屋(たや)。

おどりこ‐や(をどりこ‥)【踊子屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「おどりこ」は、どじょうの隠語 ) どじょうを売る店。[初出の実例]「知れぬはづ使をどり子やとたづね」(出典:雑俳・柳多留‐一三(177…

おとわ‐や(おとは‥)【音羽屋】

精選版 日本国語大辞典
歌舞伎俳優、尾上菊五郎、坂東彦三郎両家の用いる屋号。初世尾上菊五郎の父が、京都都(みやこ)万太夫座の出方をしていた音羽屋半平であることによる。

おもちゃ‐や【玩具屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 おもちゃを製造する店。また、売る店。[初出の実例]「吠(ほ)えぬ犬はおもちゃ屋が店へ行かねば御坐んすまい」(出典:門三味線(1895)〈…

かしき‐や【炊屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 飯を煮たきする所。[初出の実例]「炊屋(カシキヤ) 炊屋は、飯を炊き出す場所の事なれども」(出典:家屋雑考(1842)二)② 神に供える神饌…

きざみ‐や【刻屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 タバコを刻んで売る家、またその人。賃粉切(ちんこきり)。[初出の実例]「湯屋をかたうでにきざみやこして来る」(出典:雑俳・柳多留‐二一…

きじ‐や(きヂ‥)【木地屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 木彫りなどの材料の木を粗挽きしたり、轆轤(ろくろ)を用いたりして、盆や椀など、塗物ではない木地のままの器類を作る職業。また、その人…

かつぎ‐や【担屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 商品の荷をかついで売り歩く人。担ぎあきないをする人。[初出の実例]「おまけに階下が呉服の担ぎ屋とあってみれば、たとへ銘仙の一枚で…

おく‐りょう(ヲクリャウ)【屋梁】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 家の棟(むね)の重みをささえる横木。また、家。[初出の実例]「金粟花光満二屋梁一 一枝馥郁五枝芳」(出典:丱余集(1409頃)上・桂堂)[そ…

いそ‐や【磯屋・磯家】

精選版 日本国語大辞典
[ 1 ] 〘 名詞 〙 磯辺にある漁師などの家。磯館(いそやかた)。[初出の実例]「玉藻ふく磯屋がしたにもる時雨旅寝の袖もしほたれよとや〈源仲綱〉」(…

いたずら‐や(いたづら‥)【徒屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 使っていない建物。不用な家屋。あき屋。[初出の実例]「いたづら屋のありしを、『なにする所ぞ』と問ひしに」(出典:枕草子(10C終)…

いちょう‐や(イチャウ‥)【銀杏屋】

精選版 日本国語大辞典
江戸深川にあった蒲焼屋。安永(一七七二‐八一)から寛政(一七八九‐一八〇一)にかけて流行した。

うす‐や【臼屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 穀物を精製する小屋。搗(つ)き屋。② 大嘗祭(だいじょうさい)のとき、大嘗宮の膳屋の北に造られる建物。天神地祇に奉納する稲をつく所。…

うだつ‐や【&JISEB88;屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =うだつごや(梲小屋)[初出の実例]「かの居所宇立(ウダツ)屋のかやぶきに簀子(すのこ)の間」(出典:俳諧・三千風笈さがし(1701)序)

うろこがた‐や【鱗形屋】

精選版 日本国語大辞典
絵草紙屋の名。鱗形屋孫兵衛。江戸大伝馬町(東京都中央区日本橋)にあった古い地本問屋で、毎年、武鑑を刊行したり、正月の初夢に使われる宝船の摺…

うんそう‐や【運送屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 運送業を経営する店、または、その人。[初出の実例]「日本橋の手堅い大きな運送屋でした」(出典:冷笑(1909‐10)〈永井荷風〉四)② 詐欺…

えのぐ‐や(ヱのグ‥)【絵具屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 絵の具など、絵を描く道具や材料を売る店。また、その人。〔雍州府志(1684)〕

いはい‐や(ヰハイ‥)【位牌屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 位牌を作って売る人。また、その店。[初出の実例]「ゐはいやの某が、我一跡は是なりとて」(出典:仮名草子・むさしあぶみ(1661)上)

いろ‐や【色屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 遊女を置いて、客に色遊びをさせるのを業とした家。遊女屋。女郎屋。また、その主人。[初出の実例]「首尾ならねば気の毒、手ぐわいして…

いんばん‐や【印判屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =いんばんし(印判師)[初出の実例]「印判(ヰンバン)屋はとし比(ごろ)の親父にて、常にめ金をあてて細工せられける」(出典:咄本・軽口…

うり‐や【売屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 取引市場で、売りによって利益を得ようとする人。⇔買屋。〔新しき用語の泉(1921)〕② 商品を売る店。また、売る人。[初出の実例]「娘は…

あく‐や【幄屋】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =あく(幄)[初出の実例]「次大臣還二幄屋一」(出典:江家次第(1111頃)九)

池田屋

事典 日本の地域遺産
(東京都千代田区神田須田町1-5)「千代田区景観まちづくり重要物件」指定の地域遺産(2012(平成24)年3月23日)。

ありがた‐や【有難屋・有難家】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「や」は人の性質、態度などを表わす語に付け、多少軽侮の気持をこめていう語 )① むやみに神仏をありがたがって、深く信仰する人。通常…

掛屋 かけや

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
江戸時代,大坂を中心に幕府,諸藩の公金出納にあたった業者。幕府の掛屋は鴻池,白山の両家であったが,一時住友家も担当した。近国の代官所からの…

しょうゆや【しょうゆ屋】

改訂新版 世界大百科事典

ぞっきや【ぞっき屋】

改訂新版 世界大百科事典

そばや【そば屋】

改訂新版 世界大百科事典

そめものや【染物屋】

改訂新版 世界大百科事典

ゆうじょや【遊女屋】

改訂新版 世界大百科事典

ほていや【布袋屋】

改訂新版 世界大百科事典

ぼんや【盆屋】

改訂新版 世界大百科事典

びくにや【比丘尼屋】

改訂新版 世界大百科事典

まがりや【曲り屋】

家とインテリアの用語がわかる辞典
母屋(おもや)に直角に厩(うまや)(馬小屋)が付いたL字形の平面を持つ民家の建築形式。良馬を多く産出した岩手県南部地方の江戸時代の民家に多い。

よしだや【吉田屋】

デジタル大辞泉
浄瑠璃「夕霧阿波鳴渡ゆうぎりあわのなると」の上の巻。また、それを改作した「廓文章くるわぶんしょう」の通称。

よどや【淀屋】

デジタル大辞泉
江戸前期の大坂の豪商。材木商を営み、中之島を開拓。諸藩の蔵元をつとめて財をなした。5代目辰五郎の時、驕奢きょうしゃのかどにより闕所けっしょ所…

うぬぼれ‐や【▽自×惚れ屋】

デジタル大辞泉
うぬぼれの強い人。実際以上に自分がすぐれていると思い込んでいる人。

うどん屋

デジタル大辞泉プラス
古典落語の演目のひとつ。上方ばなし。三代目柳家小さんによって東京に移された。「風うどん」とも。

越後屋

デジタル大辞泉プラス
古典落語の演目のひとつ。原題は「越後屋角兵衛」といい、略して「角兵衛」と呼ばれたが、「山岡角兵衛」との混同を避けるため「越後屋」となった。…

郵便屋

デジタル大辞泉プラス
芹沢準による小説。1994年、第1回日本ホラー小説大賞にて佳作受賞。同年刊行。

栄屋

デジタル大辞泉プラス
歌舞伎役者の屋号のひとつ。中村仲蔵(なかぞう)が使用。

高砂屋

デジタル大辞泉プラス
歌舞伎役者の屋号のひとつ。中村梅玉、関西の中村福助などが使用。

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