とう‐しょう〔‐シヤウ〕【登省】
- デジタル大辞泉
- [名](スル)1 内閣の各省に出勤すること。2 式部省の試験を受けること。「後江相公―の時」〈十訓抄・四〉
源氏供養【げんじくよう】
- 百科事典マイペディア
- 《源氏物語》を書いた紫式部は狂言綺語の罪で死後に地獄に堕ちたとされ(式部堕地獄説話,《今物語》38・《宝物集》巻6),その罪を救うためになさ…
紫明抄【しめいしょう】
- 百科事典マイペディア
- 鎌倉時代の《源氏物語》注釈。素寂(そじゃく)著。10巻。1293年頃には成立していたらしい。鎌倉初期の《源氏物語》校訂本である河内本を底本とした注…
graduado, da /ɡraduˈadu, da/
- プログレッシブ ポルトガル語辞典(ポルトガル語・日本語の部)
- [形]❶ 目盛りのついたrégua graduada|定規.❷ 段階的なestudos graduados|段階的学習.❸ 地位の高いfuncionár…
ナラ・レポート
- デジタル大辞泉プラス
- 津島佑子の長編小説。2004年刊。翌年、第55回芸術選奨(文部科学大臣賞)および第15回紫式部文学賞を受賞。
おいそけ‐もの【おいそけ者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「およすけもの」の変化した語 ) こざかしく老成ぶっている者。一説に、老いぼれて役に立たない者。[初出の実例]「はづかしく、人にか…
しかしちろん【紫家七論】
- デジタル大辞泉
- 江戸中期の評論書。1巻。安藤為章著。元禄16年(1703)成立。紫式部と源氏物語についての評論7編を収録。
もの‐もどき【物抵=牾】
- デジタル大辞泉
- 何かにつけてさからい非難すること。「―うちし、われはと思へる人の前にては、うるさければ」〈紫式部日記〉
ゆえゆえ・し〔ゆゑゆゑし〕【故故し】
- デジタル大辞泉
- [形シク]いわれがありそうである。また、趣深くすぐれている。「―・しき唐橋どもを渡りつつ」〈紫式部日記〉
さん‐さいじょ〔‐サイヂヨ〕【三才女】
- デジタル大辞泉
- 三人の才女。特に、平安中期の三人の女流歌人、紀内侍・伊勢大輔・小式部内侍のこと。県門けんもんの三才女のこと。
やま‐むらさき【山紫】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 植物「むらさきしきぶ(紫式部)」の異名。〔広益地錦抄(1719)〕② 植物「やぶむらさき(藪紫)」の異名。〔日本植物名彙(1884)〕
し‐じょ(‥ヂョ)【紫女】
- 精選版 日本国語大辞典
- 紫式部をいう。[初出の実例]「紫女赤女虚々実々の物語」(出典:雑俳・柳多留‐一二〇(1832))
姿花鳥居色粉 〔常磐津〕 すがたのはな とりいがいろざし, すがたのはな とりいがいろどり
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。作者桜田治助(1代)演者岸沢古式部(3代)初演文化2.5(江戸・中村座)
七枚続花の姿絵 〔常磐津, 長唄〕 しちまいつずき はなのすがたえ
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。作者桜田治助(2代)演者岸沢古式部(3代)初演文化8.3(江戸・市村座)
い‐ざま(ゐ‥)【居様】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 すわっている様子。いずまい。[初出の実例]「其の式部の丞が居様を極く不心得ね」(出典:今昔物語集(1120頃か)三一)
in・tro・duc・tor, to・ra, [in.tro.đuk.tór, -.tó.ra]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [形] 紹介する;導入する;序文の.━[男] [女] 紹介者,案内役;導入者.introductor de embajadores|(外国大使を元首に謁見させる)式部官.
大弐三位
- 朝日日本歴史人物事典
- 没年:永保2頃(1082) 生年:長保2頃(1000) 平安時代の歌人。越後弁,弁乳母,典侍,藤三位などと呼ばれた。藤原宣孝と紫式部の子。母と同じく上東門院彰…
藤原在衡 (ふじわらのありひら) 生没年:892-970(寛平4-天禄1)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 平安中期の廷臣。粟田左大臣。祖父は中納言山陰,父は但馬介有頼。才学にすぐれ,文章生となり対策及第。少内記,大学頭,式部少輔,式部大輔等文人…
おも‐にく・し【面憎し】
- デジタル大辞泉
- [形ク]顔を見るのも憎らしい。つらにくい。「などか必ずしも―・く引き入りたらむが賢からむ」〈紫式部日記〉
より【▽度】
- デジタル大辞泉
- [接尾]助数詞。回数を数えるのに用いる。たび。回。「僧も俗もいま一―とよみて、額をつく」〈紫式部日記〉
両顔月姿絵 〔常磐津〕 ふたおもて つきのすがたえ
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。作者木村園夫演者岸沢古式部(2代)初演寛政10.9(江戸・森田座)
とうぼく【東北】
- デジタル大辞泉
- 謡曲。三番目物。旅僧が都の東北院で梅を眺めていると、昔この梅を植えてめでていた和泉式部の霊が現れ、当時のようすを語る。
三統元夏 (みむねの-もとなつ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 平安時代中期の官吏。三統理平(まさひら)の子。文章博士,ついで式部少輔(しょう)となり,天徳元年(957)東宮学士をかねた。
なみ‐よ・る【並み寄る】
- デジタル大辞泉
- [動ラ四]並んで一方に寄る。並んで寄り合う。「風ふけば門田の稲も―・るにいかなる人か過ぎて行くらむ」〈和泉式部集・上〉
ホルボーン Holborne, Anthony
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]1602. ロンドンイギリスの作曲家,シターン奏者。エリザベス女王に式部官として仕え,器楽合奏用の曲集およびシターンの曲集を残した。
よもぎう‐あらし(よもぎふ‥)【蓬生嵐】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 蓬生の上を吹き荒れる嵐。[初出の実例]「誰れかきて見るべき物とわが宿のよもぎふあらし吹き払ふらん」(出典:和泉式部集(11C中)上)
けんかん【顕官】 の 挙((きょ))
- 精選版 日本国語大辞典
- 高い地位の官に任ずる者を推挙すること。正月一一日から行なわれる県召(あがためし)の除目(じもく)の第二夜に、要職とされる太政官の外記および史、…
おおやけ‐ばら〔おほやけ‐〕【公腹】
- デジタル大辞泉
- 世の中全体の立場からみて腹が立つこと。公憤。「―とか、よからぬ人の言ふやうに、憎くこそ思う給へられしか」〈紫式部日記〉
おし‐まろが・す【押し▽丸がす】
- デジタル大辞泉
- [動サ四]押しころがしてくるくると巻く。押し丸めて、玉にする。「黒方くろばう(=練リ香ノ名)を―・して」〈紫式部日記〉
アムリタ
- デジタル大辞泉プラス
- 吉本ばななの長編小説。記憶をなくした「私」と家族の物語。1994年、上下2巻で刊行。1995年、第5回紫式部文学賞受賞。
さし‐あぶら【差(し)油】
- デジタル大辞泉
- 1 機械に油を差すこと。また、その油。2 油皿に灯油をつぎ足すこと。また、その油。「ところどころの―ども」〈紫式部日記〉
はん‐にん【判任】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 令制で、式部省が選考し、太政官に申し出て官職に任ずること。また、その官職。官人の任官の手続のうちでは簡単で、郡司の主政、主帳な…
徳洲会グループ
- 共同通信ニュース用語解説
- 徳田虎雄とくだ・とらお元衆院議員が創設した日本最大級の医療法人「徳洲会」や「沖縄徳洲会」などで構成される。1973年に大阪府松原市に病院を開設…
其常磐津仇兼言 〔常磐津〕 そのときわず あだなかねごと
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。作者桜田治助(2代)演者岸沢古式部(3代)初演文化9.1(江戸・中村座)
やすみ‐じょ【休所・休処】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =やすみどころ(休所)[初出の実例]「あの方丈は和泉式部の御休所にて候か」(出典:光悦本謡曲・軒端梅(1516頃))
ならい【習】 ない
- 精選版 日本国語大辞典
- なれていない。未熟だ。[初出の実例]「いまさらさやうにならひなきありさまはいかがせん」(出典:和泉式部日記(11C前))
はかまだれ【袴垂】
- デジタル大辞泉
- 平安時代の伝説上の盗賊。今昔物語集・宇治拾遺物語にみえ、和泉式部の夫藤原保昌の弟保輔やすすけともいわれるが未詳。
けち‐えん【▽掲×焉】
- デジタル大辞泉
- [形動ナリ]著しいさま。目立つさま。けつえん。「人の様体、色合ひなどさへ―に顕れたるを見渡すに」〈紫式部日記〉
安藤亀子 (あんどう-かめこ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1630-1668 江戸時代前期の歌人。寛永7年生まれ。安藤朴翁(ぼくおう)の妻。安藤抱琴(ほうきん)・年山の母。父山田道夢に和歌をまなぶ。しばしば御所…
やすげ‐な・し【安げ無し】
- デジタル大辞泉
- [形ク]不安である。落ち着かない。「高き交ひも、身の程限りあるに、いと―・しかしと見る」〈紫式部日記〉
きぬ‐がち【▽衣勝ち】
- デジタル大辞泉
- [形動ナリ]何枚も着物を重ねて着ているさま。「―に、身じろぎもたをやかならずぞ見ゆる」〈紫式部日記〉
進士氏 (しんしうじ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 鎌倉・室町時代の武家。進士とは,がんらい律令制の大学学生で,式部省が課した試験に合格したものをいう。のち称号となり,さらに氏となる。藤原南…
菅原是善 すがわらのこれよし (812―880)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 平安前期の文人。清公(きよとも)の子。道真(みちざね)の父。大内記、文章博士(もんじょうはかせ)、東宮学士、式部大輔(しきぶのたいふ)等を経て参議…
大江重光 (おおえの-しげみつ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-1010 平安時代中期の官吏。大江維時(これとき)の長男。右京大夫,式部大輔(たいふ)となり,従四位上にすすむ。寛弘(かんこう)7年死去。
のき‐ばた【軒端】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =のきば(軒端)[初出の実例]「のきばたにみえずすかける我宿はくものいたまぞあれはてにける」(出典:和泉式部集(11C中)上)
戯れ言の自由
- デジタル大辞泉プラス
- 平田俊子の詩集。言葉遊びを多用した28編の詩を収める。2015年刊行。2016年、第26回紫式部文学賞受賞。
しゅっ‐かん(シュククヮン)【宿官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 平安時代、六位蔵人や式部・民部丞、外記・史・検非違使などがそれぞれの勤務の功によって従五位下に上り、受領(ずりょう)に任ぜられる資…
すそ‐つき【裾付き】
- デジタル大辞泉
- 1 衣服の裾のあたり。2 長くのばした女性の髪の末のあたり。「髪、たけに三寸ばかり余りたる―」〈紫式部日記〉
しつら・う〔しつらふ〕【▽設ふ】
- デジタル大辞泉
- [動ハ四]「設しつらえる」に同じ。「御帳の西おもてに御座おましを―・ひて」〈紫式部日記〉[動ハ下二]「しつらえる」の文語形。
ヘヴン
- デジタル大辞泉プラス
- 川上未映子の長編小説。2009年発表。苛めをテーマとし、2010年芸術選奨文部科学大臣新人賞および第20回紫式部文学賞受賞。