ナウクラティス なうくらてぃす Naucratis
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代エジプトのナイル川カノプス(デルタを構成する諸支流の一つ)沿いに位置したギリシア人交易都市。紀元前650年ごろミレトス人によって貨物集散地…
ムーセイオン むーせいおん Mouseion ギリシア語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ギリシアの学府で、プトレマイオス朝のエジプト、アレクサンドリアの学術研究所(前3世紀の初めの創立)がもっとも著名。ミュージアムmuseum(博…
ベレニケ3世 ベレニケさんせい Berenikē III
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前80ギリシア語のフェレニケ (「勝利をもたらす者」の意) のマケドニア語形で,エジプトのプトレマイオス9世ソテル2世の娘。謀略にたけ,プ…
クレイタルコス Kleitarchos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前3世紀頃アレクサンドリアに住んだアレクサンドロス3世 (大王)史家の一人。コロフォン出身の歴史家ディノンの息子。彼の作品は,前 280年頃執筆され…
アレクサンドロス[大王]【アレクサンドロス】
- 百科事典マイペディア
- マケドニア王国国王(在位前336年―前323年)。フィリッポス2世の子。アレクサンドロス3世とも呼ばれる。少年期にアリストテレスに師事。父の没後コ…
テオクリトス
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Theokritos ) 古代ギリシアの田園詩人。シラクサの出身でアレクサンドリアで活躍。牧歌調の小詩の完成者として知られる。(前三〇〇頃‐前二六〇頃)
アキレウス・タチオス Achilleus Tatios
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 2世紀頃のギリシアの修辞家,小説家。アレクサンドリアの出身。いわゆるエロチコイ (恋愛物語作家) の一人で,『レウキッペとクレイトフォン物語』 T…
デメトリオス[ファレロン] Dēmētrios; Demetrius Phalereus
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前350頃.アテネ,ファレロン[没]?古代ギリシア,アテネの雄弁家,哲学者,政治家。マケドニアのカサンドロスによりアテネの僭主に任命されて 10…
アラメイン(Alamein)
- デジタル大辞泉
- エジプト北部、地中海に面する港町。アレクサンドリアの西約240キロメートルに位置する。第二次大戦中、英国軍がロンメル将軍率いるドイツ‐イタリア…
カッサンドロス かっさんどろす Kassandros (前355ころ―前297)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アレクサンドロス大王没後その遺領を争ったディアドコイの一人で、のちマケドニア王(前305~前297)。摂政アンティパトロスの長男。ポリペルコンを…
ブランカ Giovanni Branca 生没年:1571-1645ころ
- 改訂新版 世界大百科事典
- イタリアの建築家。衝動タービンの着想者として知られる。蒸気のもつ熱エネルギーを動力源に利用しようとした試みは,古代アレクサンドリアのヘロン…
alessandrinismo
- 伊和中辞典 2版
- [名](男) 1 〘史〙(前4‐1世紀のアレクサンドリアを中心とする)ヘレニズム文化. 2 ⸨広義⸩爛熟期の文化.
アリストファネス[ビザンチン] Aristophanēs of Byzantine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前257頃[没]前180頃ギリシアの文献学者。アレクサンドリア図書館長。ホメロス,悲劇詩人,抒情詩人の作品校訂と注釈書で後代に決定的な影響を及…
ヘルメイアス[アレクサンドリア] Hermeias; Hermias of Alexandria
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 5世紀後半頃在世のギリシアの新プラトン派 (→新プラトン主義 ) の哲学者。プロクロスの弟子。のちアレクサンドリアで教鞭をとった。プラトンの『ファ…
プトレマイオス Ptolemaios[ギリシア],Ptolemy[英]
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 生没年不詳アレクサンドリアの天文学者,地理学者,数学者。2世紀頃のその地球中心の宇宙体系説を述べた『天文学大全』はアラビア語にも訳され,近世…
黎軒 れいけん Li-xuan; Li-hsüan
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国の史書に記された地名。その位置についてはエジプトのアレクサンドリア,ヨルダンのペトラ,イランのラガエなど諸説があり,定説がない。
musée
- ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典 第3版(仏和の部)
- [男]❶ 美術館,博物館.❷ ((M~))〚史〛ムセイオン(アレクサンドリアの学術研究所).~ des horreurs醜悪な物の寄せ集め.piè…
カリマコス
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Kallimachos ) 古代ギリシアの学者、詩人。アレクサンドリアの図書館の整備に尽くし、最初の本格的な文学史ともいうべき「ピケナス(目録)」一二…
イブン・ジュバイル Ibn Jubayr 生没年:1145-1217
- 改訂新版 世界大百科事典
- アンダルスの旅行家。バレンシアに生まれ,アレクサンドリアで没した。父および当時のウラマーよりイスラム諸学とアラビア語諸学を学び,詩文・散文…
ディデュモス Didymos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]313頃[没]398頃アレクサンドリア出身の盲目の神学者。アレクサンドリア教校校長。ニカイア公会議 (325) を支持し,聖書について多くの注釈を施し…
オリゲネス(Ōrigenēs)
- デジタル大辞泉
- [185ころ~254ころ]ギリシャの神学者。ギリシャ思想による聖書解釈を試みた。アレクサンドリア生まれ。主著「聖書注解」「ケルソス反駁論」。
オリゲネス
- 百科事典マイペディア
- ギリシア教父,聖書釈義家。アレクサンドリアに生まれ,クレメンスとアンモニオス・サッカスに学んだと伝える。自ら去勢して禁欲と学問に励んだとい…
ディアドコイ
- 百科事典マイペディア
- ギリシア語で後継者の意。特にアレクサンドロス大王の遺将たちをさす。アンティゴノス(アンティゴノス朝),カッサンドロス,リュシマコス,セレウ…
アタナシウス Athanasius Magnus
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 295?~373古代キリスト教の教父。アレクサンドリア教会の執事としてニケア教会会議に司教アレクサンドロスを助けて活躍し,名声をあげた。328年司教…
アブキール(Aboukir)
- デジタル大辞泉
- エジプト北部の港湾都市アレクサンドリアの北東約15キロメートルにある村。アブキール湾の西端に位置する。1798年にネルソン率いる英国海軍がナポレ…
カリマコス Kallimachos
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 前305頃~前240頃ヘレニズム時代の偉大な文献学者,詩人。キュレネの人。アレクサンドリアのムーセイオン付属図書館蔵書目録120巻をつくり,詩ではエ…
リュコフロン Lykophrōn 生没年:前320ころ-?
- 改訂新版 世界大百科事典
- ギリシアの悲劇詩人,文法学者。エウボイア島のカルキスに生まれた。オウィディウスによれば,矢に当たって死んだという。当時のもっとも優れた7人の…
内乱誌 ないらんし De Bello Civile
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ローマ共和政末期の政治家カエサルの作品。全三巻。カエサルとポンペイウス一派の内乱の記述。紀元前49年1月内乱に突入してから、ポンペイウスを…
プトレマイオス‐ちょう(‥テウ)【プトレマイオス朝】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( プトレマイオスはPtolemaios ) ヘレニズム時代のエジプトを支配したマケドニア人の王朝(前三〇四‐前三〇)。アレクサンドロス大王の死後、部将プ…
モンタザ‐きゅうでん【モンタザ宮殿】
- デジタル大辞泉
- 《Montaza Palace》エジプト北部の港湾都市アレクサンドリアにある宮殿。市街東部、地中海を見下ろす高台に位置する。19世紀末、ムハンマドアリー朝…
テオフィロス Theophilos 生没年:?-412
- 改訂新版 世界大百科事典
- アレクサンドリア大司教。在位385-412年。セラピス神殿破壊など,エジプトの異教勢力を精力的に攻撃し,また帝都の司教として急台頭してきたコンスタ…
メレチオス・ペガス Meletios Pegas
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1549. ギリシア,カンディア[没]1601.9.14. アレクサンドリア16世紀の東方正教会聖職者,神学者。ベネチアとパドバで学び,故郷の修道院に古典ギ…
アポロニオス[ロドス] Apollōnios Rhodios
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前295頃.アレクサンドリア[没]前215頃.ロドスギリシアの叙事詩人。ホメロス以来の大英雄叙事詩『アルゴナウティカ』 Argonautika (4巻) の著者。…
ディオファントス(Diophantos)
- デジタル大辞泉
- [246ころ~330ころ]古代ギリシャの数学者。アレクサンドリアで活躍。最古の代数学書「アリスメティカ」を著し、実用的な問題の解法、不定方程式な…
ディオファントス
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Diophantos ) 古代ギリシアの数学者。代数学の祖とされる。三世紀後半にアレクサンドリアで活躍。著「算数論」でディオファントス解析という一種の…
エー‐エス‐エー【ASA】[American Statistical Association]
- デジタル大辞泉
- 《American Statistical Association》米国統計協会。1839年設立。本部、バージニア州アレクサンドリア。
エヌ‐エー‐エー【NAA】[National Aeronautic Association]
- デジタル大辞泉
- 《National Aeronautic Association》全米飛行家協会。1905年設立。本部はバージニア州アレクサンドリア。
クニドス Cnidus
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アナトリア沿岸の南西部,エーゲ海に突出するクリオ岬に栄えた古代ギリシアの商業都市。ドーリス人の 6都市(ドリアン・ヘクサポリス)の一つ。ペル…
ネクロポリス Nekropolis
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ギリシア語で「死者の町」の意。元来古代都市の近くにある墓地を意味したが,特にアレクサンドリアの郊外の墓地をさして用いられる場合がある。古代…
エラトステネス(Eratosthenēs)
- デジタル大辞泉
- [前272ころ~前192ころ]ギリシャの学者。アレクサンドリア文庫の管理者。文学・数学・天文学・地理学・哲学にすぐれ、「五種競技選手」ともよばれ…
ダレル(Lawrence George Durrell)
- デジタル大辞泉
- [1912~1990]英国の小説家・詩人。「ジュスティーヌ」「バルタザール」「マウントオリーブ」「クレア」の4部からなる「アレクサンドリア四重奏」で…
アレクサンドロス[トラレス] Alexandros of Tralles(Alexander Trallianus)
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]525頃.リディア,トラレス[没]605頃ビザンチン医学の最も著名な学者。アレクサンドリアのオレイバシオスの『医学全書』を規範として,古典を自己…
ディオファントス
- 百科事典マイペディア
- ギリシアの数学者。250年ごろアレクサンドリアで活躍。主著《算術》13巻のうち6巻が現存。記号を組織的に採用して一・二次方程式を解き,不定方程式…
フィレタス Philētas; Philitas
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前330頃.コス島[没]前275頃ギリシアの詩人,初期アレクサンドリアにおいて文学研究の新気風を興した文献学者。プトレマイオス2世とテオクリトス…
マリネッティ Filippo Tommaso Marinetti
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 1876~1944イタリアの詩人,作家。エジプトのアレクサンドリアに生まれ,フランス語で教育を受ける。1909年,パリで「未来派宣言」を発表し,力,速…
プトレマイオス[1世]【プトレマイオス】
- 百科事典マイペディア
- エジプト王(在位前317年―前283年)。尊称ソテル(〈解放者〉〈救済者〉)。プトレマイオス王国の始祖。アレクサンドロス大王の部将で,その死後エジ…
ナショナル‐ハーバー(National Harbor)
- デジタル大辞泉
- 米国メリーランド州の一地区。ワシントンの南東、ポトマック川東岸に位置し、アレクサンドリアに相対する。再開発によりホテル、コンベンションセン…
プトレマイオス(1世) PtolemaiosⅠ
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前367/366〜前283/282エジプトのプトレマイオス朝初代の王(在位前304〜前283/282)マケドニアの貴族ラゴスの子。アレクサンドロス大王の侍従であっ…
ヘレニズム的ユダヤ教 ヘレニズムてきユダヤきょう Hellenistic Judaism
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ヘレニズム文化によって影響を受けたユダヤ教の意味。特にパレスチナ以外のギリシア語の普及した地方で,いわゆる分散 (→ディアスポラ ) ユダヤ人の…
プルタルコス Ploutarchos[ギリシア],Plutarch[英]
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 50頃~120頃古代ローマ帝政期のギリシアの哲学者,著述家。カイロネイアの出身。デルフォイの神官。プラトン哲学を奉じ,博覧多識で,ローマ,アレク…