ただし‐がき【但(し)書(き)】
- デジタル大辞泉
- 「但し」の語を書き出しにして、前文の内容などについての説明・条件・例外などを書き添えた文。「契約書の末尾に但し書きを付ける」[類語]備考・補…
はしり‐がき【走書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 手早に筆を動かして文字を続けて書くこと。すらすらと書くこと。また、そうして書いたもの。[初出の実例]「風に雲やはしり書する文月夜〈…
みだし‐がき【乱書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 乱雑に書き散らすこと。[初出の実例]「みだし書にぞしたりける」(出典:源平盛衰記(14C前)一一)
きよめ‐がき【清書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 きよがき。浄書。せいしょ。
かき‐まさり【書勝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 絵などを書いた時、絵のほうが実物よりすぐれること。[初出の実例]「かきまさりするもの、松の木、秋の野、山里」(出典:枕草子(10C…
たずね‐がき(たづね‥)【尋書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 江戸時代、奉行が出廷して自ら裁判を行なう場合に参考にした尋問要項書。評定所留役(とめやく)、吟味物調役、与力などが、あらかじめ下…
ひろい‐がき(ひろひ‥)【拾書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「ひろいかき」とも )① 続け書きではなく、文字を一つ一つ離して書くこと。一字一字、幼稚な書き方で書くこと。はなちがき。[初出の実…
にじり‐がき【躙書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 筆で紙を押えつけてにじるようにして拙劣な文字を書くこと。また、その書いたもの。[初出の実例]「色葉をやいざる子共はにじりかき〈正頼…
かき‐そんじ【書損】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =かきそこない(書損)[初出の実例]「春台峡中紀行を受取りて書かれしに、一字一画の書き損じもなかりしとぞ」(出典:随筆・蘐園雑話(1…
みだり‐がき【乱書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 秩序なく書くこと。乱れた書きぶり。みだれがき。みだしがき。
まぜ‐がき【交書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 漢語の熟語を、漢字とかなとをまぜて書くこと。常用漢字以外の字をかながきにする「憂うつ」などの類。
むだ‐がき【無駄書・徒書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 何の役にも立たない、意味のないものを書くこと。また、その書いたもの。いたずら書き。[初出の実例]「人もなくさびしき儘にむだ書してあ…
うけ‐がき【請書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =うけしょ(請書)
かき‐すて【書捨】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「かきずて」とも )① 書き捨てること。また、そのもの。[初出の実例]「一筆のかきすてなりとも、あたに、おちちらざらんやうこそは、あ…
かき‐たし【書足】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 不十分なことを補って書き加えること。また、そのもの。[初出の実例]「奥山の黒い男に書足(カキタシ)をたのんださうさ」(出典:滑稽本・…
かき‐だし【書出】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 書き出すこと。抜き書きすること。また、そのもの。書き抜き。抜き書き。[初出の実例]「近代年中行事書出進二上殿下一了。是依レ有二其…
かき‐ぶり【書振】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 文字を書くときの様子。また、その書かれた文字のさま。[初出の実例]「平生(いつも)の平田の書振其儘の文字が」(出典:今戸心中(1896)…
【上章】じようしよう
- 普及版 字通
- 上書。字通「上」の項目を見る。
おさだめ‐がき【御定書】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 江戸時代の法令一般の名称。[ 2 ] 「公事方(くじかた)御定書」の俗称。特にその下巻「御定書百箇条」をいう場合が多い。[初出の実…
【上】じようそ
- 普及版 字通
- 上書。字通「上」の項目を見る。
録音 ろくおん sound recording
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 音声を記録すること。一般にその再生も可能である。現在実用されている方法を大別すると、機械録音、光学録音、磁気録音の三つがあげられる。音声を…
かき‐くずし(‥くづし)【書崩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 字画を省略して書くこと。くずし。② 草体に書くこと。③ 書き損じて、無駄にしたもの。書き損じ。書きつぶし。反古(ほご)。[初出の実例]…
かき‐つぶし【書潰】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 書き誤ったり、気に入らなかったりして、不用にした書画の類。[初出の実例]「刻苦の跡いちじるしく、台の書(カ)きつぶし淵腰のわり模様」…
ひとつ‐がき【一書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 一つ一つ文字を離して書くような稚拙な書き方。[初出の実例]「女(むすめ)のひとつがきなれば、『散らさじ』とて」(出典:狭衣物語(1069…
つづき‐がき【続書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 親族の人々の続柄を書いた文書。
おおせ‐がき(おほせ‥)【仰書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 貴人の命令で、その仰せを書きしるすこと。また、書きしるしたもの。代筆。[初出の実例]「長女(をさめ)文を持て来たり。〈略〉人づての…
くずし‐がき(くづし‥)【崩書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 字画を略して書くこと。また、その文字。略字。〔和英語林集成(初版)(1867)〕② 行書体または草書体で書くこと。また、その文字。
たてがき【縦書き】
- 改訂新版 世界大百科事典
まよ‐がき【▽眉書き】
- デジタル大辞泉
- 「まゆがき」に同じ。「―濃こに書き垂れ逢はしし女をみな」〈記・中・歌謡〉
かきて 書き手
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ¶彼はなかなかの書き手だ.|Lui sì che è uno scrittore.
け‐がき【罫書・罫描】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 機械工作で、被工作物の面上に、加工に必要な点や線を描くこと。罫引(けびき)。
よこがき 横書き
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ¶答案は横書きにすること.|Le risposte vanno scritte oriẓẓontalmente.
てがき 手書き
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ◇手書きの 手書きの てがきの scritto a mano, manoscritto;(自筆の)auto̱grafo ¶手書きの原稿|(manoscritto)auto̱grafo
落書き
- ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典 第3版(和仏の部)
- griffonnage [男];〔壁や建物などにされた〕graffiti [男複]落書きする|griffonner道路に落書きする|graver des inscriptions dans la pierre
tokóró-gákí, ところがき, 所書き
- 現代日葡辞典
- (<…+káku) O endereço. [S/同]Até-ná(+);jū́sho(○);tokóró-bá…
shitá-gákí, したがき, 下書き
- 現代日葡辞典
- (<…+káku)1 [書道・文章の] O rascunho.~ o seisho suru|下書きを清書する∥Passar o ~ a limpo.[S/同]Sṓáń;s…
筋書き
- 小学館 和西辞典
- (話の) argumento m., trama f., (計画) plan m.すべて筋書き通りに行った|Todo salió como estaba planeado.
手書き
- 小学館 和西辞典
- escritura f. a mano, letra f. manuscrita手書きするescribir a mano手書き文字認識reconocimiento m. de ⌈letra [escritura] manuscrita
書き判 かきはん
- 日中辞典 第3版
- 花押huāyā.
かきて【書き手】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- a writer彼はなかなかの書き手だHe is quite a writer.
かき‐あげ【書上】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「かきあげる(書上)」の連用形の名詞化 )① 書き終わること。② 一つ一つ書いて示すこと。書き立てること。[初出の実例]「特殊本の…
かき‐なし【書成】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ある作意によって書くこと。また、そのように書かれたもの。作り書き。[初出の実例]「宮の上御文がき、女御殿の御ことば、さしもあらじ、…
ざれ‐がき【戯書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 てなぐさみに書いたもの。滑稽な内容の書。[初出の実例]「行燈にかきすさびたるざれがきを臥しながらよむ雨の夜半かな」(出典:おもひ草…
そえ‐がき(そへ‥)【添書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 文書や書画などに添えてその由来などを書きしるすこと。また、その文。[初出の実例]「されば車のそへがきに上下五日の大だんな、ひたち…
かき‐な・す【書き成す】
- デジタル大辞泉
- [動サ四](上の修飾語を受けて)…らしく書く。…のように書く。「いとど中納言の御手を若う―・し給へると見えて」〈栄花・浅緑〉
目安箱 めやすばこ
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 評定所前箱・訴状箱とも。1721年(享保6)閏7月,8代将軍徳川吉宗が広く民意をきくため江戸城辰の口の幕府評定所門前の腰掛の上に設置させた投書箱。享…
イカタコウイルス
- 知恵蔵
- ファイル共有ソフト経由で感染するコンピューターウイルス。セキュリティー対策ソフトを開発・販売するトレンドマイクロ社では、「TOROJ_TACO」と名…
きわめ‐がき(きはめ‥)【極書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =きわめふだ(極札)[初出の実例]「そりゃ正宗の鑑定書(キハメガキ)」(出典:歌舞伎・𢅻雑石尊贐(1823)三立返し)
なぐり‐がき【殴書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 心をこめないで、乱暴に書くこと。筆にまかせてなげやりに書くこと。また、その書いたもの。[初出の実例]「雨はもるとも脚達金箱〈伴興〉…
かき‐い・ず(‥いづ)【書出】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 ダ下二段活用 〙 書き表わす。書きいだす。[初出の実例]「二三人はかきいでてたてまつり給ふ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)楼上下)