ひと‐かどい(‥かどひ)【人勾引】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 だましたり、暴力をふるったりして人を連れ去ること。また、それを行なう人。ひとかどえ。ひとかどわかし。ひとかどわし。[初出の実例]「…
ひと‐ぎらい(‥ぎらひ)【人嫌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 他人とのかかわりあいをきらうこと。人間嫌い。または、接触する人をえり好みすること。また、その人。[初出の実例]「そちは、人きらいを…
ひと‐くずれ(‥くづれ)【人崩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 多くの人々が動揺して雑踏すること。群衆が退散しようとして混雑すること。[初出の実例]「南円堂へ人くつれする程参詣在レ之」(出典:多…
ひと‐ごと【人言】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 他人の言うことば。世人のことば。また、世間のうわさ。評判。[初出の実例]「比登其登(ヒトゴト)の繁きによりてまを薦(ごも)の同じ枕は我…
ひと‐ぞろい(‥ぞろひ)【人揃】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人数がそろうこと。
ひと‐だか・い【人高】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]ひとだか・し 〘 形容詞ク活用 〙 人出が盛んである。人が多く集まる。ひとだかしい。〔名語記(1275)〕[初出の…
ひと‐だけ【人丈・人長】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人の背丈に等しい高さ。等身大。[初出の実例]「人長(ヒトダケ)に人形を二三十作て」(出典:太平記(14C後)七)
ひと‐だのみ【人頼】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 他人をあてにすること。他人に頼んで自分の代わりにしてもらうこと。また、事を行なうのに、人まかせにして関知しないこと。[初出の実例]…
ひと‐ちがえ(‥ちがへ)【人違】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ひとちがい(人違)〔詞葉新雅(1792)〕
ひと‐どお・い(‥どほい)【人遠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]ひとどほ・し 〘 形容詞ク活用 〙① 近くに人の気配がしない。人が近くにいない。また、人里を遠く離れている。[初…
ひと‐どおり(‥どほり)【人通】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人が通行すること。人のゆきき。往還。往来。[初出の実例]「爰元が人どをりのおほひ所じや程に、是にいまらせう」(出典:虎明本狂言・饅…
ひと‐なぶり【人嬲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 人をなぶること。人をからかいもてあそぶこと。[初出の実例]「さす竹の大宮人は今もかも比等奈夫理(ヒトナブリ)のみ好みたるらむ」(出典…
ひと‐ならわし(‥ならはし)【人習】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人を教えこむこと。教化。[初出の実例]「なべての世をも思ひめぐらし、深き情をもならひ給ひにける。いとほしの人ならはしやとぞ」(出典…
ひと‐にく・し【人憎】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞ク活用 〙① 人を憎らしく思う。[初出の実例]「こりずまに又もなき名はたちぬべし人にくからぬ世にしすまへば〈よみ人しらず〉」(出典:古今…
ひと‐ばなれ【人離】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 形動 ) 人里から遠く離れていること。人気(ひとけ)がないこと。また、そのさま。[初出の実例]「人ばなれなる御堂の廊に」(出典:徒然…
むだ‐びと【無駄人・徒人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 なすこともなく、いたずらに月日を送る人。職業につかないで遊びくらす人。[初出の実例]「ただ閑人(ムダビト)の生産(なりはひ)もなくてあ…
もろこし‐びと【唐土人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「もろこしひと」とも ) 中国の人。からびと。[初出の実例]「もろこし人『我が国に生ひ出づるものにも、劣らぬものかな』とて、奪ひ取…
むかし‐びと【昔人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 昔の世の人。古人。むかしの人。[初出の実例]「むかし人は、かくいちはやきみやびをなんしける」(出典:伊勢物語(10C前)一)② 亡き…
ひと‐みな【人皆】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 すべての人。あらゆる人。[初出の実例]「比等未奈(ヒトミナ)の見らむ松浦の玉島を見ずてやわれは恋ひつつ居らむ」(出典:万葉集(8C後…
ひな‐びと【鄙人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 いなかの人。里人。[初出の実例]「都鄙遠国の鄙人やわれらごとき庶人までも」(出典:謡曲・関寺小町(1429頃))
ユダヤ‐じん【ユダヤ人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 イスラエル人。セム族の一派、アラム族の一つでアモライト・ヒッタイト・フィリスタインと混血して成立。ユデア人。ヘブル人。ジュー。狭…
よわい‐びと(よはひ‥)【齢人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 高齢の人。年長者。② 昔、天子が元服の時、御酒を奉じ、祝詞を献じた人で、公卿の中で第一の老人。[初出の実例]「君が代の幾千とせをか…
らい‐じん【癩人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =らいにん(癩人)[初出の実例]「日本の癩人(ライジン)」(出典:雑談集(1305)一〇)
るい‐じん【誄人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 誄詞を述べる人。誄文を読む人。[初出の実例]「従四位上当麻真人智徳、率二誄人一奉レ誄」(出典:続日本紀‐慶雲四年(707)一一月丙午)
よう‐じん(ヤウ‥)【洋人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 西洋の人。欧米人。西洋人。[初出の実例]「洋人共これを『モンコル』種とも『ダルダリ』種とも称し」(出典:外国事情書(1839))
よう‐じん【庸人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 凡庸な人。普通の人。一般の人。常人。凡人。ようにん。[初出の実例]「貿々庸人識多躓、挙言不レ顧累相随」(出典:凌雲集(814)賀賜新集…
牢人 ろうにん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 江戸時代,主家を離れ禄を失った武士「浪人」とも書く。関ケ原の戦い・大坂の役後牢人が急増し,江戸初期の大名抑圧策による減・転封,改易などでい…
ドーリア人 ドーリアじん Dorians
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前1200〜前1000年ごろ,鉄器をもって最も遅れてギリシアに南下・侵入したギリシア人の一分派。ドーリス人ともいうペロポネソス半島に移動して定住し…
南人 なんじん
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 金〜元代に南方の中国人をさした呼称元は治下の諸民族をモンゴル人・色目 (しきもく) 人・漢人・南人と4つに区分したが,南人は最後まで元に抵抗し…
バスク人 バスクじん Basques
- 旺文社世界史事典 三訂版
- フランスとスペインとの国境地帯のバスク地方に住む民族現在,フランスとスペインに約300万人が居住し,言語・服装・舞踏・競技などに独自の文化を保…
ヘブライ人 ヘブライじん Hebrews
- 旺文社世界史事典 三訂版
- セム語族の一派。みずからはイスラエル(「神が支配する」の意)と称した前2000年紀にユーフラテス川流域からシリアに移り,一部はエジプトに移った…
ヤペテ人 ヤペテじん Japhetic
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 古代オリエントの1民族群の呼称カスピ海岸を原住地とする古代カフカース語系の民族とみられ,シュメール人・フルリ人・小アジア原住民(ヒッタイト…
作人 さくにん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 荘園制下における農民の一階層鎌倉時代の荘民には,名田 (みようでん) の所有者である名主層のほかに「百姓」と呼ばれる小農民がいた。これが作人で…
沙汰人 さたにん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 中世〜近世,沙汰(裁判・命令)を実際にとり行う人役所の雑掌をいう場合が多い。荘園では年貢徴収などにあたった下級荘官で,主として在地の有力名…
ふく‐にん【福人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ふくじん(福人)〔いろは字(1559)〕
まとうど(またうど)【全人・真人】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① ( 「またい(全)人」の意の「またびと」の変化したもの ) 純朴で正直な人。きまじめな人。また、度を過ぎて律義な人。愚直な人。…
まれ‐びと【稀人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =まれもの(稀者)[初出の実例]「いづくにも、みめよき、まれ人のあるならば、なかうど申せ」(出典:説経節・をくり(御物絵巻)(17…
ぼくぐう‐じん【木偶人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 でくのぼう。でく。くぐつ。もくぐうじん。
ほしょう‐にん【保証人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ある人の身元や債務義務などについて保証する人。保証債務を負う人。うけにん。[初出の実例]「保証人 巡察弾正正六位下石川朝臣弟勝 隼人…
ふり‐びと【降人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 天からおりたった人。天から降ったかのように、どこからともなく現われた人。[初出の実例]「雲客此壺を取る。中にみどり子あり。かたち柔…
ふとう‐じん(フタウ‥)【不当人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ぶどうじん(無道人)[初出の実例]「西光と云下賤の不当人(フタウシン)めが」(出典:高野本平家(13C前)二)
ベルベル‐じん【ベルベル人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( ベルベルは[フランス語] Berbère ) 北アフリカの先住民族。東西はエジプト最西部から大西洋岸のモロッコにかけて、南北は地中海岸から…
ブール‐じん【ブール人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒ブーアじん(━人)
フェニキア‐じん【フェニキア人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 紀元前三〇〇〇年頃から地中海東岸中部に都市国家群をつくったセム系の一派。
ふかく‐にん【不覚人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ふかくじん(不覚人)
ひきあい‐にん(ひきあひ‥)【引合人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 訴訟事件の関係者として法廷に呼び出され、審理および判決の資料を提供する人。証人、参考人など。ひきあい。[初出の実例]「本人は壱人に…
ねんしょ‐じん【念書人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中国で、学者。特に儒者。
よみ‐びと【読人・詠人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 歌などをよんだ人。[初出の実例]「題をもよみ人をもあらはし心得たるこそ見所もありけれ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蓬生)
げしゅにん 下手人
- 小学館 和伊中辞典 2版
- assassino(男)[(女)-a],omicida(男)(女)[(男)複-i]
エトルリア人 えとるりあじん Etrusci ラテン語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 紀元前一千年紀、エトルリア(現イタリア中部)を中心に固有の言語をもち、独自の都市文化を発展させた民族。彼らはラセンナRasenna(ラスナRasna)…