しゅうぐ‐せいじ〔‐セイヂ〕【衆愚政治】
- デジタル大辞泉
- 自覚のない無知な民衆による政治。ペリクレス死後のアテネの民主政治の堕落を批判していった語。
エフィアルテス Ephialtes
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 前5世紀前半古代アテネの民主政成立期に活躍した政治家。伝記については不詳。前462年,寡頭派の領袖キモンがスパルタの要請を受け海外出陣中の隙を…
エフィアルテス Ephialtēs
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前462頃古代ギリシア,アテネの民主派の政治家。アテネの民主政発展の道を最終的に開いた政治家。親スパルタ派で貴族の支持を得たキモンと…
ソロン(Solōn)
- デジタル大辞泉
- [前640ころ~前560ころ]アテネの政治家・詩人。ギリシャ七賢人の一人。諸改革を行い、ギリシャの民主政の基礎を作った。
デモカレス Dēmocharēs
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前360頃[没]前275古代ギリシア,アテネの雄弁家,民主派の政治家。デモステネスの甥で,彼の自由の思想の支持者。前 307年の民主政の復活ととも…
エフィアルテス えふぃあるてす Ephialtes (?―前462/461)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ギリシア、アテネの政治家。テミストクレスの失脚後、民衆派を率いた清廉潔白の士として有名。エウリメドンの会戦にも参戦した。ペリクレスの支…
ペリクレス Perikles
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 前495頃~前429古代ギリシアの最も優れた政治家の一人で,ポリス民主政の完成者。名門に生まれ,哲学者アナクサゴラスと親交を結んだ。前462年エフィ…
三十人僭主[古代ギリシア] さんじゅうにんせんしゅ[こだいギリシア] hoi Triakonta; Thirty Tyrants
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ペロポネソス戦争直後のアテネで,スパルタの武力を背景に民主政を廃止して行われた,クリチアス,テラメネスら 30人による寡頭支配。父祖伝来の法に…
ペロポネソス戦争 ペロポネソスせんそう Peloponnesian War
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前431年から前404年にかけて行われた,古代ギリシアのアテネ・スパルタ二大勢力の決戦デロス同盟を率いる海上帝国アテネと,ペロポネソス同盟の盟主…
僭主 せんしゅ tyrannos
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 古代ギリシアの都市国家において非合法に政権を獲得した独裁者。英語のtyrant(暴君)の語源①前7〜前6世紀の貴族政から民主政への過渡期に,民衆の…
ペイシストラトス Peisistratos
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前600ごろ〜前527古代ギリシアのアテネの僭主貴族の出身。ソロンの改革後の貴族・平民の党争では,民主政を求める山地党の指導者。前561年ごろ貴族を…
オリュンピオドロス Olympiodōros
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前4~3世紀初め頃の古代ギリシア,アテネの民主派の指導者。前 305年カサンドロスをエラテアで撃退し,前 294~292年事実上の僭主。前 287年アテネ駐…
フォキオン Phōkiōn
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前402頃[没]前318古代ギリシア,アテネの将軍,政治家。デモステネス,ヒュペレイデスら反マケドニア派の政敵で,エウブロス,アイスキネスらを…
デマゴゴス でまごごす demagogos ギリシア語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 市民・民衆(デーモス)の指導者を意味する古代ギリシア語。直接民主政のもとでは、民会に集まる多数の民衆が国政を決定したが、往々にして個人的野…
クサンチッポス Xanthippos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前5世紀頃のギリシア,アテネの民主派の政治家。クレイステネスの姪アガリステの夫で,ペリクレスの父。前 484年陶片追放 (オストラシズム ) にあっ…
アニュトス Anytos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前5~4世紀のギリシアの政治家。前 404~403年三十人僭主を追放して,アテネの民主派の指導者の一人となる。前 399年3人の告発人の一人としてソクラ…
ペリクレス(Periklēs)
- デジタル大辞泉
- [前495ころ~前429]古代ギリシャ、アテネの政治家。諸改革を行って民主政治を完成し、ペリクレス時代とよばれる黄金時代を現出した。
ペリクレス Periklēs
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前495頃[没]前429古代ギリシア,アテネの政治家。アテネの民主政とアテネ帝国が最高度の発展をみた時期の指導者。民主派の名家の出で,父はクサ…
アンドキデス Andokidēs
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前440頃[没]前391以後古代ギリシア,アテネの弁論家,政治家。ヘルメス像事件で追放され,前 403年民主政復活による大赦で帰国した。コリント戦…
デメトリオス[ファレロン] Dēmētrios; Demetrius Phalereus
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前350頃.アテネ,ファレロン[没]?古代ギリシア,アテネの雄弁家,哲学者,政治家。マケドニアのカサンドロスによりアテネの僭主に任命されて 10…
ペリクレス Perikles
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前495ごろ〜前429古代ギリシアのアテネの政治家名門の出身で,保守派のキモンらを追って政権を握り,民主政治の徹底につとめるいっぽう,デロス同盟…
アリストファネス Aristphanēs
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前448ごろ〜前380ごろ古代ギリシア最大の喜劇詩人アテネ民主政最盛期のペリクレス時代に生まれ,前期の活動はペロポネソス戦争の時代であった。衆愚…
クレイステネス くれいすてねす Kleisthenes
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生没年不詳。古代ギリシア、アテネの政治家。アテネの名門アルクメオン(アルクマイオン)家に生まれ、母方の祖父はシキオンの僭主(せんしゅ)クレイ…
しゅうぐ‐せいじ(‥セイヂ)【衆愚政治】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 自覚のない無知な民衆によって行なわれる政治。本来はペリクレス死後のアテネの政体をさす言葉で、プラトンやアリストテレスはこれを多数…
クレイステネス Kleisthenes
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 生没年不詳前6世紀のアテネの政治家名門出身。僭主政の打倒に成功したのち,政権を獲得。前508年の改革でオストラシズム(陶片追放)を採用して僭主…
ニキアス Nikias
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 前470頃~前413ペリクレス没後台頭したアテネの政治家,将軍。穏健な民主政を志向し,前421年スパルタとの間に「ニキアスの平和」を締結させた。武人…
トラシュブロス Thrasyboulos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前388. アスペンズス古代ギリシア,アテネの将軍,政治家。前 411年四百人評議会に抗してサモス駐留の海軍に民主政治を樹立させた民主派の…
アクロポリス acropolis
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代ギリシアにおいてポリスの中核となった岩山。高い都市の意。岩の丘の周囲は城壁で囲まれ,その中は多くはヒエロン (聖域) として,神殿や公共建…
民会(みんかい)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ①〔ギリシア〕ekklesiaポリスの意志決定機関としての市民総会。原則として成年男子市民全員が出席と議決の権利を持つ。ホメロスの詩にみえるような戦…
デロス同盟(デロスどうめい)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 前478年にエーゲ海岸のギリシア都市が,ペルシア艦隊の来襲にそなえてアテネを中心に結成した同盟で,その参加都市の数はしだいに増加して約200に及…
ハルモディオスとアリストゲイトン Harmodios kai Aristogeitōn
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ハルモディオス ?~前 514 アリストゲイトン ?~前 514 古代ギリシア,アテネの貴族,民主政の推進者。ペイシストラトスの子でアテネの僭主ヒッ…
衆愚政治(しゅうぐせいじ) ochlocracy
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ギリシア語のオクロス(ochlos=大衆,群衆)とクラトス(kratos=力,支配)の2語から合成された政治学上の術語で,民主政治の堕落した変種をさす。前5…
『女の議会』(おんなのぎかい) Ekklesiazusai
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ギリシア喜劇。アリストファネスの作で前392年の上演。男装した女たちがアテネの民会を占拠して政権を奪い,その結果さまざまな混乱と滑稽とが生ずる…
アレオパゴス会議 アレオパゴスかいぎ Areopagos
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 古代アテネの貴族会議。ローマの元老院にあたるもの「軍神(アレス)の丘」(Areios Pagos)で開かれたのでこの名がある。王政時代は長老会議,ポリ…
a・te・nien・se, [a.te.njén.se]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [形] アテネの.━[男] [女] アテネの住民[出身者],アテネ人.
アテナイ人の国制 アテナイじんのこくせい Athēnaiōn Politeia; Constitution of Athens
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) ギリシアのクセノフォンの作とされるが,実際は前 430年頃アテネの寡頭政治家の書いた小論。アテネの国家制度の称賛の陰に民主制とアテネ帝国主…
アテネ Athenai[ギリシア],Athens[英]
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 古代ギリシアの都市国家(ポリス)のうち,スパルタと並んで最も強大,文化史的にも比類を絶して多方面の天才を生んだ都市。その領域はアッティカと呼…
衆愚政治 しゅうぐせいじ ochlocracy
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ギリシアの民主政ポリスにおいて、参政権を獲得した大衆が烏合(うごう)の衆と化して無定見な政策の決定を行った政治。その典型とされる紀元前5世…
athénien, ne
- ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典 第3版(仏和の部)
- [形]アテネの;アテナイの.━[名]((A~))アテネの人;(古代)アテナイ人.━[女]アテニエンヌ(3脚テーブル).
A・the・ni・an /əθíːniən/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [形]アテネの;アテネ人の.━━[名]アテネ人[市民].
ソロン Solon
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前640ごろ〜前560ごろ古代ギリシアのアテネの政治家で,七賢人 (しちけんじん) のひとり前594年貴族・平民に推されてアルコン(執政官)となり,両者…
ヘルモクラテス Hermokratēs
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前408/前407古代シチリア,シラクサ (シラクーザ ) の政治家,将軍。前 424年アテネ介入の脅威を前に,シチリア諸都市の大同団結を力説,ア…
アリストフォン Aristophōn
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前435頃[没]前335頃古代ギリシア,アテネの政治家。アテネの同盟市戦争 (前 357~355) ではチモテオスの訴追に成功し,前 346年フィロクラテスの…
民主制 みんしゅせい democracy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 民主主義の理念に従って政治が行われる国家形態。英語はギリシア語の demos (人民) と kratia (支配) に由来している。「人民による支配」が民主制の…
重装歩兵民主政 じゅうそうほへいみんしゅせい hoplite democracy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代ギリシアの民主政発展上の一段階。前7世紀頃ギリシアでは商工業が発達するとともに中小土地所有農民の間に武器の入手が比較的容易になり,騎士 (…
ateniése
- 伊和中辞典 2版
- [形]アテネの. [名](男)(女)アテネ市民.
ゼウギタイ zeugitai
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代ギリシア,アテネ市民の4財産級の一つ。ソロン以前は中流市民の呼称で,およそ農民と職人に一致。ソロンはアテネ市民を4財産級に分け,中流市民…
トムソン(George Thomson) とむそん George Thomson (1903―1987)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イギリスの著名な古典学者、古代史家。初期の著作にはギリシアの叙情詩論や悲劇の校訂などがあるが、1941年『アイスキュロスとアテナイ』Aeschylus a…
リュシアス Lysias
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 前459頃~前380頃シラクサからアテネにメトイコイ(在留外人)として移住した富豪(盾製造業)の子。ペロポネソス戦争直後に父から受けた財産を没収され…
デモステネス(Dēmosthenēs)
- デジタル大辞泉
- [前384~前322]古代ギリシャ、アテネの雄弁家。マケドニアの侵略を警告し、アテネの自由を守るよう説いた。マケドニアによるギリシャ統一後、親マ…