デジタル大辞泉
「先山」の意味・読み・例文・類語
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先山 (さきやま)
炭鉱の採炭作業場において,昔は2人1組となって1人はつるはしで石炭を掘り他の1人はその石炭の積込運搬をした。この掘る人を先山といい,積込運搬をする人を後山(あとやま)といった。しかし今日では,先山といえば技術の優秀な熟練鉱員のことをいい,先山は作業班の指導者として後山を指導しながら安全に注意して仕事をする。
執筆者:大橋 脩作
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先山
せんざん
兵庫県南部,淡路島の中心部にある花崗岩の山。標高 448m。洲本市に属する。淡路富士とも呼ばれるピラミッド形の山で,山頂からの眺望は雄大。山頂の千光寺は延喜年間 (901~923) に寂忍法師が創建した名刹で,淡路巡礼第1番の札所。
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先山【さきやま】
かつて炭鉱の切羽(きりは)で採掘に当たる鉱夫を先山,積込運搬者を後山(あとやま)と呼び,夫が先山,妻が後山となり夫婦同一切羽で作業することが多かった。のちには,先山は技術の優秀な熟練工員のことをいい,作業班の指導者として後山を指導しながら安全に注意して作業を行った。
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