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タブノキ タブノキMachilus thunbergii

5件 の用語解説(タブノキの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タブノキ
タブノキ
Machilus thunbergii

クスノキ科の常緑高木。イヌグスともいう。暖地の照葉樹林の代表的な樹種で関東地方より西の海岸近くに自生し,中国から東南アジアまで分布は広い。葉は長楕円形で表面には光沢があり,裏面は白緑色で,枝先に多数が群がって互生する。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

タブノキ

クスノキ科の常緑高木。東北から沖縄に分布し、高さ20メートルほどに成長する。建築や家具材に利用され、樹皮を乾燥させて作った粉は線香の材料にも利用される。

(2009-07-03 朝日新聞 朝刊 三重全県 1地方)

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百科事典マイペディアの解説

タブノキ

イヌグスとも。クスノキ科の常緑高木。本州〜沖縄の暖かい沿海地にはえる。葉は枝の先に集まってつき,長楕円形,革質で厚く,やや光沢があり,裏面は白みを帯びる。4〜5月,新葉とともに,小枝の先に黄緑色で6弁の小さな花を多数,円錐状につける。

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世界大百科事典 第2版の解説

タブノキ【Machilus thunbergii Sieb.et Zucc.】

一名イヌグス(犬樟)(イラスト)。クスノキ科の常緑高木で,一般に高さ15~20m,直径50~60cmになり,ときには高さ25m,直径2mに達することもある。樹皮は灰白色~灰褐色でほぼ平滑。葉は互生し,枝先に集まってつく。葉柄2~3cm,葉身は長さ8~15cm,幅3~7cmの長楕円形~長倒卵形で,革質,全縁,葉の表は濃緑色で光沢があり,裏はやや白色を帯びる。5月ころ,新枝の葉腋(ようえき)に円錐花序を生ずる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タブノキ
たぶのき
[学]Persea thunbergii (Sieb. et Zucc.) Kosterm.

クスノキ科の常緑高木。高さ15メートル、胸高直径1メートルに達する。幹は暗褐色、枝は緑色で赤みを帯びる。葉は厚く、倒卵形、長さ8~15センチメートル、裂くと芳香がある。花は5月、枝の先から出た円錐(えんすい)花序につき、黄緑色を呈する。果実は球形の液果で、黒紫色に熟す。本州(青森県、岩手県以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、中国、フィリピンに分布し、暖地や沿海地の山中に生える。タブノキの語源は不明。
 葉を蚊取り線香に、樹皮を線香や染料に利用する。また材は器具材、家具材、建築材としても用いられる。タブノキ属は約150種からなり、中南米原産の熱帯果樹アボカドなどが含まれる。[門田裕一]

文化史

『魏志倭人伝(ぎしわじんでん)』(3世紀)に倭国に産する木としてあげられたなかの豫樟(よしょう)をタブノキとする見方がある(山田宗睦(むねむつ)『魏志倭人伝の世界』)。『日本書紀』(神代紀)で、素戔嗚尊(すさのおのみこと)は浮宝(うくたから)(船)に杉と豫樟をあげる。『万葉集』の大伴家持(おおとものやかもち)の歌「磯(いそ)の上の都万麻(つまま)を見れば根を延(は)へて 年深からし 神さびにけり」(巻19)の都万麻もタブノキと解釈されている。縄文時代から利用され、福井県の鳥浜貝塚から出土した木鉢の一つはタブノキ製と推定されている。[湯浅浩史]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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