学位授与機構(読み)がくいじゅよきこう

百科事典マイペディア 「学位授与機構」の意味・わかりやすい解説

学位授与機構【がくいじゅよきこう】

高等教育改革の一環として,1991年の国立学校設置法や学位規則改正などによって設立された学位授与のための国立の組織。基本的に,短期大学高等専門学校の卒業者に対して,学位取得の道を開くことを目的とするが,学位授与機構の認めた大学以外の教育施設(各省立の大学校,大学・大学院と同水準の高等教育機関など)の課程修了者にも審査の上,学位が授与される。2000年の法改正で〈大学評価・学位授与機構〉に改組され,国立大学の活動を客観的に評価する第三者機関の役割も担うことになった。さらに2004年4月,国立大学法人の設置に伴い独立行政法人として新発足した。
→関連項目学士大学の自己評価・点検

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「学位授与機構」の意味・わかりやすい解説

学位授与機構
がくいじゅよきこう

従来、大学卒業者にしか与えられなかった学士号を、防衛大学校気象大学校の卒業生、さらには短期大学、高等専門学校を卒業して大学などで必要な単位累積取得した者などにも授与するため、1991年(平成3)7月に設置された機関。2000年(平成12)4月、大学の教育研究活動などの状況についての評価、その結果の提供などの業務を追加し、大学評価・学位授与機構として改組、2004年独立行政法人となる。さらに2016年4月、独立行政法人国立大学財務・経営センターと統合して大学改革支援・学位授与機構となった。

[編集部 2017年7月19日]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「学位授与機構」の意味・わかりやすい解説

学位授与機構
がくいじゅよきこう

大学評価・学位授与機構」のページをご覧ください。

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