寒梅(読み)かんばい

精選版 日本国語大辞典 「寒梅」の意味・読み・例文・類語

かん‐ばい【寒梅】

〘名〙
寒中に咲く梅。早咲きの梅。早梅。《季・冬》
本朝無題詩(1162‐64頃)五・歳暮即事〈藤原茂明〉「暮竹凌霜纔掩戸、寒梅戴雪只当簷」
※俳諧・落日庵句集(1780頃か)「寒梅を手折るひびきや老が肱」 〔王維雑詩
香木の名。分類真南蛮(まなばん)香味は甘酸苦。六十一種名香の一つ。

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デジタル大辞泉 「寒梅」の意味・読み・例文・類語

かん‐ばい【寒梅】

寒中に咲く梅。冬至梅とうじばい寒紅梅などの品種のもの。 冬》「―を手折るひびきや老がひぢ蕪村
[類語]白梅はくばい白梅しらうめ紅梅ゆすら梅

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「寒梅」の解説

かんばい【寒梅】

埼玉の日本酒。酒名は、漢詩一節「魁春開雪中」に由来大吟醸酒「飛翔天」は関東信越国税局酒類鑑評会で6季連続優秀賞受賞。平成7、8、12、26年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。味わいは淡麗辛口。ほか純米吟醸酒純米酒本醸造酒、普通酒がある。原料米は山田錦、五百万石など。仕込み水は利根川水系の伏流水蔵元の「寒梅酒造」は文政4年(1821)創業。所在地は久喜市久喜中央。

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デジタル大辞泉プラス 「寒梅」の解説

寒梅

埼玉県、寒梅酒造株式会社の製造する日本酒。純米吟醸酒、大吟醸酒、純米酒などがある。

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