店頭株(読み)てんとうかぶ

精選版 日本国語大辞典 「店頭株」の意味・読み・例文・類語

てんとう‐かぶ【店頭株】

〘名〙 取引所上場されないで証券会社店頭だけで売買される株。通常店頭登録銘柄店頭管理銘柄をいう。〔白昼死角(1960)〕

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デジタル大辞泉 「店頭株」の意味・読み・例文・類語

てんとう‐かぶ【店頭株】

証券取引所金融商品取引所)に上場されていないで、証券会社の店頭で売買される株式。通常、店頭登録銘柄と店頭管理銘柄をいう。

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百科事典マイペディア 「店頭株」の意味・わかりやすい解説

店頭株【てんとうかぶ】

取引所に上場されていない株式で,証券業者の店頭でのみ売買される株式。日本証券業協会では店頭取引の健全化のため,1963年から一定基準を設けて店頭株を協会に登録する制度を実施しており,この株を店頭登録銘柄と呼び,店頭取引は相対(あいたい)売買とした。また上場を廃止された株式で基準を満たしたものを店頭管理銘柄と呼ぶ。さらに,将来性のあるベンチャー企業等に対しても株式市場からの資金調達の道を開くため,1995年7月に店頭登録特則銘柄制度(第二店頭市場とも呼ばれる)が設けられた。登録基準は店頭銘柄よりも大幅に緩和されているが,ディスクロージャーはより厳しくなっている。→上場株
→関連項目公開会社場外取引東京証券取引所[株]NASDAQ非上場株

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「店頭株」の解説

店頭株

証券取引所ではなく、証券会社の店頭で取引されている株式のことを上場株に対して店頭株という。店頭株は大きく、登録銘柄と管理銘柄に分かれる。登録銘柄は日本証券業協会が定める基準を満たしているが、まだ上場はなされていない株式である。一方、管理銘柄はかつて取引所で上場されていたが、上場条件からはずれたために、店頭管理になっている株式である。上場株は取引所での価格競争によっておおよその値段が決定される。一方、店頭株は証券会社と投資家間の交渉のみで価格が決定される。

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