蠱惑(読み)コワク

デジタル大辞泉 「蠱惑」の意味・読み・例文・類語

こ‐わく【×蠱惑】

[名](スル)人の心を、あやしい魅力でまどわすこと。たぶらかすこと。「男を蠱惑するまなざし」
[類語]誘惑誘い勧め勧誘慫慂しょうよう魅する魅了魅惑吸い寄せる引き付ける心を捉える魅力的蠱惑こわく素敵印象的印象深い感慨深いチャーミング興味津津興味深い面白いエキサイティング心に染みる心に残る心を打つ心を動かす胸を打つ胸に迫る味わい深い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蠱惑」の意味・読み・例文・類語

こ‐わく【蠱惑】

〘名〙 珍しさ、美しさなどで人の心をひきつけてまどわすこと。
童子問(1707)下「仏者務荘厳、〈略〉蠱惑愚民、誘入賢知
異人恐怖伝(1850)下「当時我国人を蠱惑せし南蛮人は」 〔春秋左伝注‐荘公二八年〕

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普及版 字通 「蠱惑」の読み・字形・画数・意味

【蠱惑】こわく

たぶらかす。唐・白居易古塚〕詩 何ぞ況(いは)んや、襃((ほうじ))・妲(己(だつき))の色 善く蠱惑し 能く人の家を喪はせ、人の國をすをや

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