ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アマサギ」の意味・わかりやすい解説
アマサギ
Bubulcus ibis; cattle egret
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鳥綱コウノトリ目サギ科の鳥。コサギに似た白色のサギであるが、繁殖期には頭頸(とうけい)部、上胸、背などの羽毛はキツネ色を帯びる。ショウジョウサギともいう。全長約52センチメートル。元来は旧世界の熱帯地方の鳥であるが、近年分布域を世界的に広げ、ヨーロッパや南北アメリカにも分布するようになった。日本には夏鳥として渡来し、本州、四国、九州で繁殖する。水田、放牧地、農耕地などにすみ、とくに熱帯地方ではウシやスイギュウの周りに群がり、しばしばウシの背の上に止まっているのがみられる。食物は主として昆虫類。竹やぶなどに集まって集団繁殖する。
[森岡弘之]
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