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あめ売(飴売) あめうり

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世界大百科事典 第2版の解説

あめうり【あめ売(飴売)】

街頭であめを売る商人。振売(ふりうり)の行商人と縁日などで露天営業するものとがあった。振売のほうは室町期に地黄煎(じおうせん)売の名で見え,江戸時代になるとさまざまな趣向をこらしたものが登場した。高価な砂糖を使った菓子には手が届かなかった階層,とくにそうした庶民の子どもたちがあめ売の最大の顧客であったから,奇抜な扮装をしたり,おもしろおかしい歌をうたって囃(はや)し歩くあめ売は人気のまとであった。明和(1764‐72)のころ江戸では土平(どへい)というあめ売が評判だった。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のあめ売(飴売)の言及

【桂女】より

…江戸時代,京都西郊の桂の地に住み,特徴ある白布の被物(かずきもの)を頭に巻き,年頭八朔には天皇・公家・京都所司代をはじめ富豪・有力諸家に出入りし,婚礼・出産・家督相続などのさいに祝言を述べた桂女は,古くさかのぼると平安後期,桂供御人として天皇に桂川の鮎を貢献した鵜飼い集団の女性たちであった。鎌倉時代には鮎を入れた桶を頭上にいただく鮎売りの女商人であったが,生業の鵜飼いが衰える室町時代には鮎鮨,酒樽,勝栗などを持ち,畿内を中心に広く各地の公家・寺院・大名の間を遍歴する一種の遊女として姿を現す。…

【紙芝居】より

…現在は連続する絵を順番に見せて,それに説明をつける小演芸あるいは視聴覚教育材をいう。江戸時代後期にオランダから幻灯が渡来するが,その映写機とスライドを使って映像が動いて見えるようにくふうした写絵,大阪では錦影絵が紙芝居の原型である。やがて寄席芸になったが,明治中期に写絵を寄席や隅田川の納涼船でやっていた両川亭船遊という芸人は,収入が少なくて人手や費用がかかりすぎる写絵をやめて,結城孫三郎という芸名でやっていた糸操りの人形芝居を専門とするようになった。…

※「あめ売(飴売)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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