ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルジャンソン」の意味・わかりやすい解説
アルジャンソン
Argenson, René Louis de Voyer de Paulmy, Marquis d'Argenson
[没]1757.1.26. パリ
フランスの貴族。 M.R.アルジャンソンの長男。法律家となり,ボルテールやアベ・ド・サン=ピエールと交遊し,ルイ 15世の宮廷で外務卿として国際政治に活躍したが,1747年に失脚。引退後は著作に専念した。主著『日誌と覚え書』 Journal et Memoire (1859~67) 。
アルジャンソン
Argenson, Marc Antoine René de Voyer
[没]1787
フランスの貴族。 R.L.アルジャンソンの子。スイス (1749~51) ,ポーランド (59~65) ,ベネチア (66~70) の各大使をつとめ,引退後,ヨーロッパ史を研究,蔵書家として知られ,1785年に国王シャルル 10世が図書を買上げて,パリのラルスナル図書館を創設した。
アルジャンソン
Argenson, Marc René, Marquis d'Argenson
[没]1842
フランスの貴族。 M.R.アルジャンソンの子で,1791年に陸軍に入隊。ラ・ファイエットの副官となったが,ラ・ファイエットの失脚後はポアトゥの領地に引退し,農業化学を研究。 1818年以後は議会で活躍した。
アルジャンソン
Argenson, Marc René, Marquis de Voyer
[没]1782
フランスの貴族。 M.P.アルジャンソンの子。軍人としてオーストリア継承戦争や七年戦争に活躍。のちにサントーニュとポアトゥの知事をつとめた。
アルジャンソン
Argenson, Marc Pierre de Voyer de Paulmy, Comte d'Argenson
[没]1764
フランスの貴族。 R.L.アルジャンソンの末弟。警察総監代理,ツーレーヌの代官をつとめ,1751年に陸軍学校創設に尽力。兄と同様当時の知識人と親交があった。
アルジャンソン
Argenson, Marc René de Voyer, Marquis de Paulmy, Marquis d'Argenson
[没]1721
フランスの貴族。ベネチアに生れ,フランスの宮廷で活躍。 1697年にパリの警察総監代理となり,1718年にオルレアン公フィリップの印章保管係に就任した。
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