ウルビノ(英語表記)Urbino

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウルビノ」の意味・わかりやすい解説

ウルビノ
Urbino

イタリア中部,マルケ州ペザロエウルビノ県の山中にある町。アンコナ西北西約 70kmに位置する。 12世紀にモンテフェルトロ家領となり,特に 15世紀のフェデリーコの時代には,イタリア・ルネサンスの中心の一つであるウルビノ公国の首都として全盛を誇った。宮殿 (国立美術館) には,ウルビノで生まれたラファエロや,ティツィアーノの作品などがある。 1506年に大学設立。 1626年に教皇領。 1860年にイタリア王国に編入された。ローマ時代に築かれ,19世紀に再建された旧市街は,1998年世界遺産の文化遺産に登録。現在の住居地域囲壁の外に延び,古代の町とは明らかに違っている。主要道路から離れており,観光と大学の町として知られる。人口1万 5125 (1991推計) 。

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