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えら(鰓) えら

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百科事典マイペディアの解説

えら(鰓)【えら】

水生動物に最も普通な呼吸器官脊椎動物では消化管の前方部両側の数対の鰓孔(さいこう)を中心に生じ,両生類ではふつう幼生期だけ,魚類では一生みられる。また甲殻類,水生昆虫の幼生,軟体動物環形動物などにもある。
→関連項目魚類呼吸器官

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世界大百科事典 第2版の解説

えら【えら(鰓) gill】

水中で生活する動物にみられる呼吸器官。形状は種類によってさまざまであり,排出や浸透圧調節などの役割も果たしている。
無脊椎動物のえら]
 甲殻類に属するエビやカニの仲間では,顎脚や歩脚のような付属肢の基部あるいは体壁から分化した何対かのえらがあり,背甲の一部によって形成される鰓室(さいしつ)gill chamberの中に位置する。各えらを構成する鰓葉の形は種類によって異なり,クルマエビの仲間では樹枝状に分枝する鰓葉が2列に並び,ザリガニの仲間ではえらの軸の周囲に多数の糸状の鰓葉が突出し,カニの仲間では葉状の鰓葉が2列に並んでいる。

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世界大百科事典内のえら(鰓)の言及

【魚類】より

…魚類は古生代の前期に最初の脊椎動物として地球に姿を現した動物群で,現在では種類数も多く,生息範囲も地球表面積の71%を占める海洋から陸水域にわたりすこぶる広い。古代エジプトの遺跡壁面には魚が頻繁に描かれ,また養魚法の古典《養魚経》は春秋時代に陶朱公(越の范蠡(はんれい))によって著されたと伝えられている。海に囲まれ水に恵まれた日本でも魚を食用としてきた歴史が古いことは,いたるところの貝塚の発掘品からも,また《風土記》《延喜式》など古文書の記録からも明らかである。…

【呼吸】より

…18世紀にはフロギストン(燃素)説の誤りを経て,ラボアジエが燃焼での酸素の役割を確定する。呼吸も体内での酸化として位置づけられたが,熱をだす燃焼と同じことが体内でも起こると考えられたので,J.L.ラグランジュは,肺のみで燃焼が起これば肺は高熱になりすぎると論じた。ここからかえって,酸素は全身末梢組織に分配されるはずだとの正しい見通しが生まれた。…

【肺】より

…空気中から体内(血液中)に酸素をとり込み,体内でつくられた炭酸ガスを空気中へ排出するガス交換(外呼吸)の機能を果たしている。肺は魚類のうきぶくろ(鰾)と同じ起源と考えられている。
【肺の起源】
 酸素の摂取に関しては,魚類のようにえら(鰓)によって水中からとり込むことに比べ,空気中からとり込むことははるかに有利である。…

※「えら(鰓)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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