エライジン酸
えらいじんさん
elaidic acid
エライジン酸(データノート)
えらいじんさんでーたのーと
エライジン酸

分子式 C18H34O2
分子量 282.5
融点 44.5℃
沸点 234℃/15mmHg
比重 0.8701
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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エライジン酸 (エライジンさん)
elidic acid
化学式CH3(CH2)7CH=CH(CH2)7COOH。トランス-9-オクタデセン酸の慣用名。不飽和脂肪酸の一つ。天然油脂中に大量に存在するオレイン酸(シス型)の異性体で,それ自身は天然には存在しない。水素添加によってステアリン酸になる。融点44.5℃,沸点234℃(15mmHg)の白色固体。オレイン酸を亜硝酸またはセレンを用いて異性化させると得られる。亜硝酸などは触媒として作用するが,セレンの場合0.003~0.1%の量で,150~220℃でエライジン化する。
執筆者:内田 安三
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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エライジン酸
エライジンサン
elaidic acid
(E)-9-octadecenoic acid.C18H34O2(282).CH3(CH2)7CH=CH(CH2)7COOH(トランス形).オレイン酸の幾何異性体で,オレイン酸に常温で亜硝酸ガスを通じると生成される.無色の小葉片状晶.融点51 ℃,沸点288 ℃(13.3 kPa),234 ℃(2.0 kPa).
0.851.
1.4308.[CAS 112-79-8]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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エライジン酸
C18H34O2(mw282.47).脂肪酸の一つ.trans-9-オクタデセン酸.CH3(CH2)7CH=CH(CH2)7COOH
出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
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エライジン酸
エライジンさん
elaidic acid
炭素原子数 18で,二重結合1個をもつ脂肪酸。その化学式は C17H33COOH である。オレイン酸 (シス形) の幾何異性体でトランス形の構造をもつ。白色鱗片状晶。融点 44~45℃。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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