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肉屋 ニクヤ

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デジタル大辞泉の解説

にく‐や【肉屋】

肉を売る店。肉店。

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世界大百科事典 第2版の解説

にくや【肉屋 butcher】

ヨーロッパの食生活において肉食はきわめて高い割合を占めていたので,保存の困難な食肉の供給を円滑にするという点で,肉屋の社会生活に占める位置は重要であった。そのためヨーロッパの肉屋は中世の早い時期から強固な同業組合を形成し,その営業について細部にわたる規則をつくり,権力者の承認を求めてきた。この場合,肉屋は家畜の調達,屠殺,精肉の調製,食肉販売のすべての過程を担当していた。中世でも都市に専属の屠殺夫が存在した場合もあるが,一般的にいって屠殺が独立した業種となるのは,19世紀の大都市に大規模な屠殺場が造られてからであった。

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大辞林 第三版の解説

にくや【肉屋】

牛・豚・鶏などの肉を販売する店。また、その人。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

肉屋
にくや

食用肉を売る店。江戸中期には、イノシシ、シカ、タヌキなどの肉を売ったり、食べさせる店ができ、ももんじ屋といっていた。獣肉、ことに牛肉の商品化は1859年(安政6)の開港からで、肉屋は外国人相手に開業した。また当時は牛鍋(ぎゅうなべ)屋を兼ねるのが普通だった。そのため1870年代には牛鍋屋も牛肉屋もともに肉屋とよばれた。20世紀になると、都市中心に牛肉・豚肉が家庭料理として広まり、販売専門の肉屋が増えた。[遠藤元男]

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世界大百科事典内の肉屋の言及

【屠殺】より

… 屠殺はこのほかの作業として,皮はぎ,内臓摘出などの過程をともなうから,屠殺人のほかに皮はぎ人,内臓屋,皮なめし人などの職業をも付随させていた。近代以前のヨーロッパでは,屠殺は肉の小売に従事する肉屋が同時に行うのが原則であったが,中世の肉屋の同業組合が強固な基盤を諸都市で築いた理由の一つは,こうした付随する職種の人々をも支配したことにあった。しかし中世の都市には十分な屠殺場はなく,肉屋が店先などで屠殺したりしていて,都市の当局者は衛生管理のうえでも大いに神経を使わねばならなかった。…

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