コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

おなり神 おなりがみ

5件 の用語解説(おなり神の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

おなり神
おなりがみ

姉妹の霊が兄弟を守護するという沖縄における信仰。オナリは姉妹の意である。沖縄全島にみられたが宮古島ではきわめて希薄であった。男が旅に出たり船出したりするとき,姉妹から手拭や毛髪をもらい受けて出かけると,それが旅の安全を守護してくれると信じられていた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

おなり‐がみ【おなり神】

《「おなり」は姉妹の意》沖縄・奄美(あまみ)群島で、兄弟を守護するために、その姉妹が持っている霊力。古代、沖縄では女性は巫女(みこ)の役割を持ち、その兄弟を守護するのが任務とされた。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

おなり神【おなりがみ】

琉球諸島で信じられた女性の霊力。おなり(姉妹の意)はその兄弟(えけり)を守る力をもつとされ,女性はすべて兄弟から〈おなり神〉としてあがめられた。旅に出る男は姉妹の贈る手ぬぐいや毛髪をお守りとして身につけた。
→関連項目琉球琉球文化

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

大辞林 第三版の解説

おなりがみ【おなり神】

沖縄などの南西諸島で、姉妹に兄弟を守護する霊力があるとする信仰。また、その姉妹の霊。男子が航海などに出る場合、その姉妹の手織りの手拭いや毛髪などを護符として身につけていく風習がある。 〔オナリは姉妹の意で、エケリ(兄弟)に対する語〕

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

おなり神
おなりがみ

鹿児島県奄美(あまみ)諸島と沖縄県にみられる習俗。オナリとは、琉球(りゅうきゅう)方言で、エケリ(兄弟)に対して姉妹をさす語で、一般に、姉妹には兄弟を霊的に守護する力があると伝え、その霊性を表して、おなり神とよぶ。古くから、兄弟が船旅に出るときに、御守りに姉妹の手ぬぐいや髪の毛を持たせる習慣があり、兄弟に関する姉妹の発言が尊重される気風もあった。稲の播種(はしゅ)儀礼や収穫儀礼、法事などの家の行事に、その家で生まれた娘が、他家へ嫁したのちまで、司祭者的役割を演じていた地方もあり、供物に関与することも多い。
 おなり神は、沖縄にあっては、国王と並ぶ沖縄最高の神女たる聞得大君(きこえのおおぎみ)に王女が就任し、また村では、旧家の根屋(ねや)(ニーヤ)の男子が根人(ねひと)(ニーンチュ。村の長の役)になり、女子が根神(ねがみ)(ニーガン。村の神女の長)になるという、国や村の習慣の家的表現である。なお、近畿から九州にかけて、祭りの供物を用意する女をオナリ、ウナリというのと関係があるかもしれない。[小島瓔

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

おなり神の関連キーワード沖縄県沖縄市上地沖縄県沖縄市大里沖縄県沖縄市胡屋沖縄県沖縄市照屋沖縄県沖縄市桃原沖縄県沖縄市東沖縄県沖縄市宮里沖縄県沖縄市山里沖縄県沖縄市与儀安里源秀

今日のキーワード

平野美宇

卓球選手。2000年4月14日、静岡県生まれ、山梨県育ち。3歳で卓球を開始。07年に小学1年生で全日本選手権大会バンビの部優勝、09年に小学2年生で同大会ジュニアの部初出場を果たし、注目を集めた。13...

続きを読む

コトバンク for iPhone

おなり神の関連情報