お梅の方(読み)おうめのかた

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「お梅の方」の解説

お梅の方(1) おうめのかた

1586-1647 江戸時代前期,徳川家康側室
天正(てんしょう)14年生まれ。青木秀以(ひでもち)の娘。慶長5年奥勤めとなり家康寵愛(ちょうあい)をうける。のち下野(しもつけ)(栃木県)宇都宮城主本多正純の側室。元和(げんな)8年正純が宇都宮釣天井事件出羽(でわ)横手(秋田県)に配流されると尼となり,諸国を転々とし,正保(しょうほ)4年9月11日伊勢(いせ)(三重県)山田死去。62歳。法名蓮華院

お梅の方(2) おうめのかた

1689-1721 江戸時代中期,徳川吉宗の側室。
元禄(げんろく)2年生まれ。17年紀州徳川家の和歌山城奥勤めとなり吉宗の母浄円院につかえ,吉宗の寵愛(ちょうあい)をうける。享保(きょうほう)元年吉宗が将軍となったため江戸城本丸にうつる。御内証の方とよばれた。6年小五郎(一橋宗尹(むねただ))を生むが,同年10月7日死去。33歳。別名にお久の方。

お梅の方(3) おうめのかた

?-1794 江戸時代後期,徳川家斉(いえなり)の側室。
寛政4年大奥につかえる。将軍家斉の長女淑姫の守役となり,のち中臈(ちゅうろう)。6年5月1女を生むが,同年6月2日死去。法名は真性院。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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