カブウェ(読み)かぶうぇ(英語表記)Kabwe

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カブウェ」の意味・わかりやすい解説

カブウェ
Kabwe

旧称ブロークンヒル Broken Hill。ザンビア中部,同国最古の鉱業都市。セントラル州の州都。ルサカ北方約 90km,標高 1180mの高地に位置。鉱産資源に富み,特に鉛,亜鉛,バナジウムの産出が多い。鉱床は 1903年に発見され,開発が進む。鉄道交通の要衝。周辺はタバコ,トウモロコシを主とする農業地帯で,それらの集散地でもある。 21年,付近でローデシア原人の化石が発見された。国内空港がある。人口 16万 6519 (1990推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カブウェ」の意味・わかりやすい解説

カブウェ
かぶうぇ
Kabwe

アフリカ中南部、ザンビア中央部にある鉱業都市。首都ルサカと同国北部の産銅地帯を結ぶザンビア鉄道の中間に位置する。旧称ブロークン・ヒル。人口21万3800(2002推計)。中部州の州都でもある。植民地時代にブロークン・ヒル炭鉱で栄えた。ザンビア鉄道の本部もある。

[林 晃史]

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