からすみ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

からすみ(菓子)
からすみ

ういろう餅(もち)の一種。岐阜県中津川市の名菓。3月の雛祭(ひなまつり)の菓子として、以前は中津川から木曽谷(きそだに)南部の家庭でつくられた。からすみのいわれは2通りある。一つは唐墨の形につくるからといい、一つは口に入れた感触が海の珍味からすみ(ボラの卵巣を塩乾燥したもの)の歯ざわりに似るからという。種類はクルミ、ヨモギ、シソ、黒糖、干し柿(がき)などであるが、ういろう餅の影響を受けたとすれば、黒糖製のからすみが初めであろう。海の幸にあこがれて名づけられた菓子ともいえる。[沢 史生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

閻魔詣で

陰暦1月16日(初閻魔)と7月16日(大斎日)に閻魔堂に参詣(さんけい)すること。この日は地獄の釜(かま)のふたが開き、罪人が責め苦を免れると伝えられる。閻魔参り。《季 夏》...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

からすみの関連情報