カルチャーショック(読み)かるちゃーしょっく(その他表記)culture shock

翻訳|culture shock

デジタル大辞泉 「カルチャーショック」の意味・読み・例文・類語

カルチャー‐ショック(culture shock)

自分とは異なる考え方慣習生活様式などに接した際に受ける違和感やとまどい。

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精選版 日本国語大辞典 「カルチャーショック」の意味・読み・例文・類語

カルチャー‐ショック

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] culture shock ) 自分が生活している文化環境とは別の文化に接したさい、環境、慣習などの違いから受ける衝撃。文化衝撃。
    1. [初出の実例]「私にとってバリ島の、とくに〈魔女ランダ〉のカルチュア・ショックは大きかった」(出典:魔女ランダ考(1983)〈中村雄二郎〉はじめに)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カルチャーショック」の意味・わかりやすい解説

カルチャー・ショック
かるちゃーしょっく
culture shock

文化的衝撃の意味。個人が自分の考え方、価値観、行動様式、生活規範とは異なる文化環境と接したときに受ける心理的衝撃をいうが、短気になったり、食欲不振や不眠症に陥るなどの症状を呈することもある。この観念は、1950年代末~60年代にアメリカの文化人類学者によって普及したが、今日では文化人類学者以外にもよく用いられる。交通手段の飛躍的発展産業の国際化などによって、異文化どうしが接近する機会が増えるに伴い、カルチャー・ショックの機会も増え、異文化適応の問題が研究対象となっている。カルチャー・ショックの典型例としては、古くは黒船来航幕末の日本人に与えた衝撃があり、最近では帰国子女の適応の問題などがある。

[田川光照]

『星野命編『現代のエスプリ161 カルチャー・ショック』(1980・至文堂)』

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改訂新版 世界大百科事典 「カルチャーショック」の意味・わかりやすい解説

カルチャー・ショック
culture shock

文化的衝撃と訳されることもある。文化とは人間行動や考え方の指針となる価値体系のことである。一つの社会に属する人々は文化を共有している場合が多い。そのため人間は自分の文化を基準にして相手を理解しようとするが,自分の文化と異なる文化に出会ったときには,さまざまのショックを受ける。このように文化と文化が接触する際に,一方もしくは双方の文化に与えられる衝撃をカルチャー・ショックと呼ぶ。幕末における黒船の出現が,当時の日本人,日本文化に与えた衝撃もその典型例といえる。
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デジタル大辞泉プラス 「カルチャーショック」の解説

カルチャーショック

サンリオのキャラクターシリーズ。パリを訪れた侍、夢之介と鉄之進がメインキャラクター。1985年登場。

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