デジタル大辞泉 「ガサ」の意味・読み・例文・類語 ガサ(Gasa) ブータン北西部の県。標高7000メートル級の山々に囲まれた山岳地帯に位置する。北部は中華人民共和国との係争下にあり、同国に実効支配されている。ヤクの放牧が盛ん。県全域がジグメドルジ国立公園に指定され、温泉地もある。ブータン、ガサ県の町。同県の県庁所在地。対チベット防衛の要衝としてガサ‐ゾンなどが建てられた。 がさ 《「捜す」の語幹「さが」の倒語》家宅捜索のために警官が立ち入ること。「がさを食う」「がさを入れる」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ガサ」の意味・読み・例文・類語 がさ 〘 名詞 〙 ( 「さがす(探)」の語幹「さが」の倒語。「がさをいれる」「がさがはいる」などの形で用いられることが多い ) 家宅捜索、潜伏中の犯人の捜索、臨検、非常警戒などをいう、てきや・盗人仲間の隠語。〔日本隠語集(1892)〕[初出の実例]「焼き忘れたそれを家宅捜索(ガサ)で取られ」(出典:わが胸の底のここには(1946‐48)〈高見順〉一) がさ 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 物がすれあったり、ぶつかったりする音を表わす語。[初出の実例]「鞍樻(ひつ)の盖(ふた)をかさと開て出る者有り」(出典:今昔物語集(1120頃か)二七) がさ 〘 名詞 〙 「すっぽん(鼈)」の異名。[初出の実例]「鼈羹(ガザ)、和名 川千鳥」(出典:洒落本・六丁一里(1782)仏躰国) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例