キリシタン屋敷(読み)キリシタンやしき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キリシタン屋敷」の意味・わかりやすい解説

キリシタン屋敷
キリシタンやしき

山屋敷ともいう。江戸時代,江戸小石川小日向 (文京区茗荷谷) におかれたキリシタン信徒禁錮の場所。正保3 (1646) 年,大目付兼宗門改役井上政重の下屋敷を改造し,キアラ (岡本三右衛門) ら転びバテレンを収容した。宝永5 (1708) 年密航してきたイタリア人宣教師 G.シドッチ新井白石尋問を受け,その記録が『西洋紀聞』となったことは有名である。寛政4 (92) 年廃止。その遺跡がある。

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