キロワット時(読み)キロワットジ

デジタル大辞泉 「キロワット時」の意味・読み・例文・類語

キロワット‐じ【キロワット時】

仕事熱量電力量の単位。1キロワット工率で1時間になされる量。日本では電力料金算定に用いる。記号kWh

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精選版 日本国語大辞典 「キロワット時」の意味・読み・例文・類語

キロワット‐じ【キロワット時】

  1. 〘 名詞 〙 電力量の単位。千ワット時をいう。キロワットアワー。記号 kWh 〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕
    1. [初出の実例]「今この列車を電気機関車で牽いたとすれば、約六〇〇キロワット時(ジ)の電力が要ります」(出典:旅‐昭和二一年(1946)復刊号・触手はのびる上越線電化〈関四郎〉)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「キロワット時」の意味・わかりやすい解説

キロワット時
きろわっとじ

キロワットアワーkilowatt hourともいう。仕事、熱量および電力量などのエネルギーの単位であるが、もっぱら電力量、ことに電力料金の算定に用いられている。すなわち、1ワットの割合で1時間に変換もしくは消費されるエネルギー(電力量など)を1ワット時とし、これの1000倍をいう。kWhで表す。国際単位系においては、電力量の単位はジュールまたはワット秒(1キロワット時は3600キロジュール、または3600キロワット秒)であるが、キロワット時が広く使われているため、併用してよい単位とされている。

[小泉袈裟勝]

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改訂新版 世界大百科事典 「キロワット時」の意味・わかりやすい解説

キロワット時 (キロワットじ)

仕事あるいはエネルギーの単位で,記号はkWh。1kWh=3600kJ(キロジュール)である。電力量を表すのに使われ,1kWの電力で1時間に使われる電気エネルギーをいう。例えば,600Wの電熱器と500Wの電気掃除機の両方を,1時間連続して使用したときの電力量は(0.6kW+0.5kW)×1h=1.1kWhである。Wは国際単位系(SI)の単位であるが,kWhはSI単位ではない。SIにするには,時間の単位に〈時〉でなく,SI単位である〈秒〉を使わなければならない。すなわち,1kWh=1kW×3600s=3600kWs=3600kJとなる。
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百科事典マイペディア 「キロワット時」の意味・わかりやすい解説

キロワット時【キロワットじ】

工学で用いる仕事,熱量の単位。記号kWh。1kWの工率仕事率)で1時間になされる仕事の量またはそれに相当する熱量。3.6×106Jに等しい。電力料算定の基準。→キロワット

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化学辞典 第2版 「キロワット時」の解説

キロワット時
キロワットジ
kilowatt-hour

工学上に用いられるエネルギーの単位の一種.記号 kW h.1 kW の仕事率で1 h になされる仕事量.国際単位系(SI単位)にはない単位であるが,

1 kW h = 3.6×106 J
と定義される.

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キロワット時」の意味・わかりやすい解説

キロワット時
キロワットじ
kilowatt hour

仕事,エネルギー,熱量,電力量の実用単位。記号は kWh。 1kWhは 1kWの電力で1時間になされる仕事を表わす。したがって 1kWh=3.6×106J 。おもに電力 (電力量) の取り引きについて使われる。

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単位名がわかる辞典 「キロワット時」の解説

キロワットじ【キロワット時】

仕事量・電力量・熱量の単位。記号は「kWh」。1キロワットの電力で1時間にする仕事の量またはそれに相当する熱量。1kWhは1000ワット時に等しい。◇「キロワットアワー」ともいう。

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