キロワット時(読み)きろわっとじ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キロワット時」の意味・わかりやすい解説

キロワット時
きろわっとじ

キロワットアワーkilowatt hourともいう。仕事熱量および電力量などのエネルギー単位であるが、もっぱら電力量、ことに電力料金算定に用いられている。すなわち、1ワットの割合で1時間に変換もしくは消費されるエネルギー(電力量など)を1ワット時とし、これの1000倍をいう。kWhで表す。国際単位系においては、電力量の単位はジュールまたはワット秒(1キロワット時は3600キロジュール、または3600キロワット秒)であるが、キロワット時が広く使われているため、併用してよい単位とされている。

[小泉袈裟勝]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キロワット時」の意味・わかりやすい解説

キロワット時
キロワットじ
kilowatt hour

仕事,エネルギー,熱量,電力量の実用単位記号は kWh。 1kWhは 1kWの電力で1時間になされる仕事を表わす。したがって 1kWh=3.6×106J 。おもに電力 (電力量) の取り引きについて使われる。

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