クアラ・トレンガヌ(読み)くあらとれんがぬ(英語表記)Kuala Trengganu

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クアラ・トレンガヌ」の意味・わかりやすい解説

クアラ・トレンガヌ
くあらとれんがぬ
Kuala Trengganu

マレーシア本土、トレンガヌ州州都。マレー半島東海岸のトレンガヌ川河口に位置し、南シナ海に臨む。人口25万0528(2000)。この地方は雨量西海岸に比べて多く、開発の程度が遅れている。人種構成ではマレー人が優越し、トレンガヌのスルタン居住地でもあり、サロン銀細工などの伝統的工芸も行われる。川沿い低地ではマレー人の米作が盛んである。

[別技篤彦]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クアラ・トレンガヌ」の意味・わかりやすい解説

クアラトレンガヌ
Kuala Trengganu

マレーシア,マレー半島東部,トレンガヌ州の州都。トレンガヌ川の河口にある港町で,ゴムや水産物集散地。マレーさらさの特産がある。鉄道はなく,東海岸沿いの道路が通じる。宋代の中国交易があったと伝えられる。人口 18万 296 (1980) 。

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