パキスタン西部,バルーチスターン州の州都。人口57万(1998)。地名はバシュトゥーン語のカワター(城塞の意)に由来する。標高約1600mのイラン高原東端部にあり,年降水量は195mmと少ない。アフガニスタンのカンダハールからボーラーン峠を経てインダス平原へ至る交通路と,イランからの交通路との交点を占め,北からの果物,皮革,羊毛,南からの穀物,茶などを集散する交易都市として栄えてきた。周辺は地下水路(カレーズ)によって灌漑される果樹園が多く,メロン,ブドウ,ザクロなどを産する。じゅうたんなどの伝統工業のほか,食品,化学,繊維などの工業が立地し,また南東にはデガリなどの炭田がある。
執筆者:応地 利明
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パキスタン西部、バルーチスターン州の州都。人口56万0307(1998)、100万1205(2017センサス)。地名はパシュトー語のカワター(城塞(じょうさい)の意)に由来する。標高約1600メートルの乾燥した高原上に位置する。北のアフガニスタン、西のイランからインダス川の河谷に至る交通路の交点にあり、軍事上、交易上の要衝を占めてきた。周辺はブドウ、ザクロなどの果樹園が多く、食品、化学、繊維などの工業も立地する。南東方のデーガリには炭田がある。
[応地利明]
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