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Clarke number
地表付近におけるそれぞれの元素の平均存在度をパーセントで表した数値。F.W.ClarkeとH.S.Washington(1924)は火成岩の分析例のうちから5,159個の分析を正確なものと評価,この単純な平均値を地下16kmまでの岩石圏の化学組成とみなして,これに海水と大気を合算して地球表層部の平均化学組成を算出した。この種の数値にクラーク数の名を与えたのはA.E.Fersman(1933)である。現在この語は元素の地殻存在度の意味に用いられたり,地殻に限らず,一般的に元素の存在度と同義に用いられたりしているが,1924年当時と異なり,地殻の概念が確立された現在,この語の使用は避けたほうが望ましい。
執筆者:松井 義人
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地表付近における各元素の平均存在度をパーセントで表した数値。アメリカの地球化学者F・W・クラークと同じく地球化学者・岩石学者であったH・S・ワシントンは、火成岩の分析値5159例を平均して、地下16キロメートルまでの岩石圏の化学組成とし、それに大気と海水を加えて地球表層部の平均化学組成を計算した。この数値に、ソ連の地球化学者・鉱物学者のA・E・フェルスマンがクラーク数の名を与えた(1933)。なお大陸地殻と海洋地殻の構造や化学組成の違いが明確になった現在、大陸地域の火成岩を主体に計算したこの数値を元素の地殻存在度の意味で使用するのは避けたほうがよい。
[千葉とき子]
F.W. Clarke(クラーク,1924年)は,深さ16 km までの地殻の各種の岩石,水,大気の成分の分析結果を総合して,地殻,水圏および大気に元素が平均的にどのような割合で存在しているかを示す重量百分率を算出した.この重量百分率をA.E. Fersmanの提唱によりクラーク数という.たとえば,酸素49.5,ケイ素25.8,アルミニウム7.56などである.
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「元素の存在度」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
… 地殻は,地球全体の質量の0.4%を担っているにすぎないが,その平均化学組成は,地表岩石の多くの分析値をまとめて,古くから推定されてきた。そのなかでも,1924年にクラークF.W.Clarkeが発表した値が有名であり,〈クラーク数〉と呼ばれている。その後多くの化学組成が発表されており,今日では〈クラーク数〉は歴史的な重要性をもつにすぎない。…
※「クラーク数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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