くるくる(読み)クルクル

デジタル大辞泉 「くるくる」の意味・読み・例文・類語

くる‐くる

[副]
物が軽く続いて回るさま。「くるくる(と)回る風車
いく重にも巻きつけるさま。また、まるめるさま。「包帯くるくる(と)巻く」
丸くて愛らしいさま。くりくり。「目がくるくる(と)してかわいい」
休まないで身軽に働くさま。「一日中くるくる(と)働く」
方針や考えなどが定まらないさま。「くるくる(と)変わる当局答弁
滞ることなく物事が行われるさま。すらすら。
「男も女も―とやすらかに読みたるこそ」〈・一五八〉
[類語](1くるりぐるりくるりくるりぐるりぐるりくるっとぐるぐるくりくりぐりぐりころころごろごろからからがらがらころりごろり/(3くりくりぐりぐりくるっとくるり

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精選版 日本国語大辞典 「くるくる」の意味・読み・例文・類語

くる‐くる

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 物が軽やかにつづいて回るさま、また、何回も回すさまを表わす語。
今昔(1120頃か)一九「寂照が前なる鉢、俄に狛鷸(こまつぶり)の如くくるくると転(くるべき)て」
② 幾重にも巻くさまやまるめるさま、また、巻いてあるものを解くさまを表わす語。ぐるぐる。
満佐須計装束抄(1184)二「元巻の糸の上にくるくると有る限り巻きおきて」
③ 物事を滞りなく行なうさま、また、物事のすらすらと進行するさまを表わす語。
※枕(10C終)一五八「経など習ふとて〈略〉法師はことわり、男も女も、くるくるとやすらかによみたるこそ」
湯島詣(1899)〈泉鏡花〉四六「上包はくるくると開いて」
④ まめまめしく、身軽に立ち働くさまを表わす語。
浄瑠璃・源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)六「心得ましたと尻がるに、くるくるおくるが気転きき」
⑤ なめらかに丸い感じのするさまを表わす語。くりくり。
※無刊記刊本碧巖鈔(1620‐40頃)六「目の黒うくるくるとして利根げなる形ち也」
[2] 〘名〙 人力車乳母車など、車のことをいう幼児語。

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デジタル大辞泉プラス 「くるくる」の解説

くるくる

愛知県名古屋市にある競輪場、名古屋競輪場の公式マスコットキャラクター。

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