ぐりぐり(読み)グリグリ

デジタル大辞泉 「ぐりぐり」の意味・読み・例文・類語

ぐり‐ぐり

[名]皮下にできる脂肪腫しぼうしゅやリンパ節腫。「耳の下にぐりぐりができる」
[副](スル)
1 押さえつけながら強く回すさま。「ひじで肩をぐりぐり(と)もむ」
2 丸くて大きいさま。特に目についていう。「今にも飛び出しそうなぐりぐり(と)した目」
3 固くて丸みのあるものが中で動くさま。「ぐりぐり(と)したしこり」
[アクセント]はグリグリ、はグリグリ。
[類語](1)くるり・ぐるり・くるりくるり・ぐるりぐるり・くるっと・くるくる・ぐるぐる・くりくり・ころころ・ごろごろ・からから・がらがら・ころり・ごろり/(2)くりくり・くるくる・くるっと・くるり

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精選版 日本国語大辞典 「ぐりぐり」の意味・読み・例文・類語

ぐり‐ぐり

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
    1. ① 押えつけながら、強く回す、または、丸めるさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「手紙を引っ裂いてグリグリと丸めて」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉前)
      2. 「肩の上でぐりぐりと乱暴に臂(ひぢ)で肉をつき下ろした」(出典:暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉二)
    2. ② いかにも丸くて、大きいさまを表わす語。特に目の表情をいう場合、「くりくり」よりも力の強い感じで、目を大きく開いて動かす様子をいい、おそろしさ、きみわるさが含まれる。
      1. [初出の実例]「さう眼をぐりぐりさせなくっても」(出典:二百十日(1906)〈夏目漱石〉二)
    3. ③ 堅くて丸みをもったものが、内部でゆれ動くさまを表わす語。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    4. ④ 小さい舟がゆれ動くさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「小舟のぐりぐりとするやうなるに乗りたる心地、いとむくつけし」(出典:小島のくちずさみ(1353))
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙
    1. ① 幾重にも巻いているさま。
      1. [初出の実例]「長いからだはぐりぐりに捲きついてはゐるものの」(出典:女ひと(1955)〈室生犀星〉くちなはの記)
    2. ② [ 一 ]③に同じ。
      1. [初出の実例]「全身欲望の結節でぐりぐりになり、ぼくは瘤だらけの老木さながらになっていた」(出典:他人の顔(1964)〈安部公房〉灰色のノート)
  3. [ 3 ] 〘 名詞 〙
    1. ① ( [ 一 ]①から転じて ) 甘えたりふざけたりして肘で相手の体を押しもんでこづくことをいう。
      1. [初出の実例]「『ようッたらよう』のぐりぐりに有頂天となる」(出典:くれの廿八日(1898)〈内田魯庵〉六)
    2. ② ( [ 一 ]③から転じて ) 頸のまわり、顎の下、耳の下などにできる腫瘍および腫脹。また、一般に、体にできる固いしこり。
      1. [初出の実例]「私(わっ)ちゃア真中ばかりおさへて居たから、此ぐりぐりに気が附きませんでした」(出典:落語・裏の裡愛妾の肚(1889)〈五代目翁家さん馬〉)

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