ぐじゃぐじゃ（読み）グジャグジャ

デジタル大辞泉

ぐじゃ‐ぐじゃ

［副］(スル)
１ 「ぐしゃぐしゃ1」に同じ。「大雨でぐじゃぐじゃ（と）した泥道」
２ しつこく文句を言うさま。「もう済んだことをぐじゃぐじゃ言うな」
［形動］1に同じ。「ぐじゃぐじゃなオムレツ」
［アクセント］はグジャグジャ、はグジャグジャ。
[類語]ぐだぐだ・うだうだ・くだくだ・くどくど・ぶつぶつ・ぶうぶう・ぶつくさ・がたがた・つべこべ・ぐずぐず・たらたら・へどもど・しどろもどろ・ああだこうだ・四の五の・四の五の言う

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ぐじゃ‐ぐじゃ

1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
   1. ① 濡れるなどして柔らかくなったり、また、形がくずれてきたなくなったりしたさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「足袋は一向乾かうともせず足の裏がグジャグジャして」(出典：法廷（1938）〈富沢有為男〉)
   2. ② 形がくずれたり、混乱したりしてまとまりがなく、はっきりとしないさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「紙屑のやうなものがぐぢゃぐぢゃとある」(出典：山彦（1907）〈鈴木三重吉〉四)
   3. ③ 何やかやと文句などを言うさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「何かグヂャグヂャと談しかけては」(出典：銃後（1913）〈桜井忠温〉三四)
2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙
   1. ① [ 一 ]①に同じ。
   2. ② [ 一 ]②に同じ。
      1. [初出の実例]「彼は相手の顔をぐじゃぐじゃにしてしまおうとするかのように」(出典：真空地帯（1952）〈野間宏〉下)

出典　精選版 日本国語大辞典