ドイツの植物学者。神学を学ぶためチュービンゲン大学に入学したが、ホフマイスターの影響により植物学に転じ、のちにウュルツブルク大学でザックスにも師事した。ドイツ各地の大学を転々としたのち、1891年ミュンヘン大学教授となり、晩年までその職にあった。植物の器官の形態と機能の関連性を重視し、植物学を観察科学から実験科学へと高めることに貢献した。主著には『植物器官学』Organographie der Pflanzen(1901)がある。植物学専門雑誌『フローラ』Floraの創刊(1889)にも関与した。また、数次にわたって熱帯圏の太平洋諸島、南アメリカ、オーストラリアなどを訪れて植物を調査し、ミュンヘン大学の植物園や温室を整備した。
[檜木田辰彦]
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…これに従事する人はalchemist錬金術師という)と呼ばれるようになった。アラビアにおける錬金術は,ハールーン・アッラシード(在位786‐809)の治下の時代に生きたゲーベル(ジャービル・ブン・ハイヤーン)においてその頂点を極めた。彼は,すべての金属は水銀と硫黄の混合物であり,両者の混合と平衡を容易にする物質al‐’iksīr(ヨーロッパではエリクシルelixir)を発見すれば金への変成が可能になる,と述べた。…
…アラビアの錬金術師。ラテン名ゲーベルGeber。彼の父はホラーサーン地方でウマイヤ朝に謀反を企てたシーア派の薬種商で,それゆえに殺害されたといわれる。…
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