サンクリストバル島(読み)サンクリストバルトウ

デジタル大辞泉 「サンクリストバル島」の意味・読み・例文・類語

サンクリストバル‐とう〔‐タウ〕【サンクリストバル島】

Isla de San Cristóbalガラパゴス諸島の島。エクアドル領。同諸島で最も東方に位置し、地質学的にも古い。諸島最大の淡水湖がある。1835年、ダーウィンビーグル号航海最初上陸し、動植物などの調査を行った地。南西端のプエルト‐バケリソ‐モレノはガラパゴス県庁所在地で、空路本土と結ばれる。チャタム島
San Cristóbal Island》⇒マキラ島

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精選版 日本国語大辞典 「サンクリストバル島」の意味・読み・例文・類語

サンクリストバル‐とう‥タウ【サンクリストバル島】

  1. [ 一 ] 南太平洋ソロモン諸島の南東端にある島。一五六七年スペイン人メンダーニャが発見した。イギリス保護領。中心地キラキラ。マキラ島。
  2. [ 二 ] エクアドル海岸西方沖合のガラパゴス諸島にある島。チャサム島。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンクリストバル島」の意味・わかりやすい解説

サンクリストバル島
サンクリストバルとう
Isla San Cristóbal

エクアドルガラパゴス諸島中の島。英語名チャタム島 Chatham Island。行政的にはガラパゴス州に属する。エクアドル西岸から約 1000km西の太平洋上にあるガラパゴス諸島の最東部に位置する火山島。1835年チャールズ・R.ダーウィンが上陸,研究成果がのちに『種の起原』としてまとめられたことは有名。火口にたまった水を利用して給水しており,ガラパゴス諸島のうち水に不自由しない唯一の島である。南西岸にはガラパゴス州の州都であるサンクリストバルとかつての流刑地プエルトバケリソモレノがあり,プエルトバケリソモレノはサンクリストバル島の主要港として島の産品サトウキビ,コーヒー,キャッサバウシ,魚類,ライム)を積み出す。面積 505km2人口約 3600。

サンクリストバル島
サンクリストバルとう
San Cristóbal Island

別称マキラ Makira島。南西太平洋,ソロモン諸島東部にある島。地形はけわしく,最高点 1250m。中心地は北東岸のキラキラ。コプラを生産。面積 3500km2。人口1万 7003 (1986) 。

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改訂新版 世界大百科事典 「サンクリストバル島」の意味・わかりやすい解説

サン・クリストバル[島]
San Cristóbal Island

南西太平洋,ソロモン諸島の南東部にある島。別名マキラMakira島。面積3300km2,人口3万1006(1999)。中心地は北岸のキラキラ。全島が山がちで最高峰は1250mある。南海岸は急峻,北海岸はやや平たんである。東端のスター・ハーバーは天然の良港。ソロモン諸島の東部地区に属し,周辺部に10足らずの小離島があり,ともにコプラを産する。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンクリストバル島」の意味・わかりやすい解説

サン・クリストバル島(ガラパゴス諸島)
さんくりすとばるとう
Isla San Cristóbal

南アメリカ大陸の西岸から920キロメートル西方の赤道付近の太平洋にある島。ガラパゴス諸島の一島で、面積430平方キロメートル、同諸島のなかで5番目に大きい。チャサムChatham島ともよばれる。玄武岩よりなる火山島であるが、歴史時代に噴火した記録はない。1835年9月15日、チャールズ・ダーウィンがこの島に上陸し動植物や地質の調査を行った。エクアドルのコロン諸島州に属し、州都プエルト・バケリソ・モレノPuerto Baquerizo Morenoが島の西端にある。同諸島の人口の半数にあたる約3000人が居住している。この島を含むガラパゴス諸島は1978年に世界遺産の自然遺産として登録されている(世界自然遺産。2001年登録地域を拡張)。

[松本栄次]


サン・クリストバル島(ソロモン諸島)
さんくりすとばるとう
San Cristobal Island

南西太平洋、メラネシアのソロモン諸島最南端の島。西北西から東南東へ長さ128キロメートル、幅8キロメートルにわたる。最高地点1250メートル。面積3420平方キロメートル、人口3万1500(2001推計)。別名マキラMakira島という。コプラを産出。中心地は北岸のキラ・キラKira Kira(人口3900、2003推計)。

[大島襄二]

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