精選版 日本国語大辞典 「しゃあ」の意味・読み・例文・類語
しゃあ
- 〘 感動詞 〙 ( 「しゃ」の変化した語 )
- ① 人をあざけりののしるときに発する語。
- [初出の実例]「シャアこしゃくなる鎌倉武士、義経是にあることを早知ったるにや」(出典:歌舞伎・御摂勧進帳(1773)四立)
- ② 驚いたり、事がうまくはこんだりしたときに発する語。
- [初出の実例]「其敵といふは、此家の主山名先生、シャア、コリャ声が高い」(出典:浄瑠璃・本朝檀特山(1730)二)
しゃあ
- 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 水などが勢いよく流れ落ちるさま。しゃあしゃあ。
- [初出の実例]「細君は水道の水をしゃあと云はせながら」(出典:田楽豆腐(1912)〈森鴎外〉)