出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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シュプレンゲル
しゅぷれんげる
Christian Konrad Sprengel
(1750―1816)
ドイツの植物学者。ハレ大学で神学と哲学を学ぶ。ベルリンで教師を務めたのち、1780年シュパンダウのルター派の学校の校長となる。職務のかたわら、1787年のゼラニウムの花とその受粉の観察から始まり、461種の花を調べ、1793年『花の構造と受精に関してあばかれた自然の秘密』を刊行した。花の各部の形態は、昆虫が花を訪問した際の各部の役割を考えるとうまく説明できる、と主張したが、この著書は、同時代の人からはあまり注目されなかった。生物体の形態が環境の影響を受けるという彼の考えは、のちにC・ダーウィンにより高く評価され、『種の起原』のなかに引用された。
[檜木田辰彦]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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シュプレンゲル
Sprengel, Christian Konrad
[生]1750.9.22. シュパンダウ
[没]1816.4.7. ベルリン
ドイツの植物学者。シュパンダウ,ベルリンで教師,学校長をつとめたが,植物学研究に熱中するあまり職を追われるほどであった (1794) 。両性花の雌雄異熟を明らかにし,そのため他花受粉が必要なことを説いた。他花受粉の媒体としての昆虫,風の役割を指摘し,この観点から,花の蜜腺,めしべ・おしべの形態,機能を明らかにした。主著『花の構造と受粉に関して新しく明らかにされた自然の神秘』 Das entdeckte Geheimnis der Natur im Bau und in der Befruchtung der Blumen (93) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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「シュプレンゲル」の意味・わかりやすい解説
シュプレンゲル
ドイツの博物学者。牧師としての教育を受け,後シュパンダウの学校長になるが,植物の受粉の研究に熱中して後辞職。昆虫と花の形との関係を明らかにした。主著に《花の構造と受精においてあばかれた自然の秘密》など。
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シュプレンゲル
生年月日:1750年9月22日
ドイツの植物,博物学者
1816年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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