スカイマーク(その他表記)Skymark Airlines Inc.

共同通信ニュース用語解説 「スカイマーク」の解説

スカイマーク

1996年設立の中堅航空会社。本社東京羽田空港中心に国内便を運航している。格安航空会社(LCC)の台頭などで業績が悪化し、2015年に民事再生手続き開始。ANAホールディングスなどの支援を受け経営を再建した。19年10月に再上場申請したが、新型コロナウイルス流行による航空需要激減を受け申請を取り下げた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スカイマーク」の意味・わかりやすい解説

スカイマーク
Skymark Airlines Inc.

日本の航空会社。1998年9月,国内線に 35年ぶりに参入,航空の自由化を象徴するものとなった。格安航空券で急成長した旅行会社エイチ・アイ・エスなどの出資により,1996年にスカイマークエアラインズとして設立,1998年7月運輸省(→国土交通省)から事業免許を得て,9月19日,羽田福岡線で 1日 3往復の運航を開始した。おしぼりや新聞,雑誌などの機内サービスをなくし,座席数を他社の同型機より約 40席多くした分,窮屈にはなるものの,他社の半額に設定した運賃が人気を集め好調な滑り出しをみせた。人件費をはじめとする経費をぎりぎりまで削り,機体には広告を描き,整備とカウンター業務は全日本空輸に委託するという新手法は,業界に大きな衝撃を与え,競合各社も運賃割引などで応戦した。発足後しばらくは赤字が続いたが,2004年度黒字に転換した。2006年現名称に商号変更。航空機は当初 6機のボーイング767-300ERを使っていたが,2009年秋までに全機ボーイング737-800へ移行総数 25機を使用するようになった。さらに日本の航空会社で最初にエアバスA380を 6機発注した。しかし格安航空 LCCの台頭による価格競争の激化で経営難に陥り,2014年7月にはエアバスから,代金支払いのめどがたたないことを理由に A380の購入契約の解除を通告された。2015年1月民事再生法の適用を東京地方裁判所に申請した。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「スカイマーク」の解説

スカイマーク

正式社名「スカイマーク株式会社」。英文社名「Skymark Airlines Inc.」。空運業。平成8年(1996)「スカイマークエアラインズ株式会社」設立。同18年(2006)現在の社名に変更。本社は東京都大田区羽田空港。航空会社。羽田空港拠点に福岡・札幌線などの国内路線を定期運航。低額運賃で集客。東京証券取引所第1部上場。証券コード9204。

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