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つげ義春(読み)つげよしはる

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

つげ義春
つげよしはる

[生]1937.10.31. 東京
漫画家。本名柘植義春。メッキ工場などで働き,1953年『白面夜叉』でデビュー。 66~68年『ガロ』誌に掲載された『紅い花』,『沼』,『李さん一家』などの一連の作品で注目され,68年発表の代表作ねじ式』は二十数ページの小品ながら,その芸術性と不条理性が大きな反響を呼んだ。以後も寡作ながらすぐれた作品,エッセーなどを書き続ける。 91年『無能の人』が映画化され,ベネチア国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞した。著書に『つげ義春とぼく』 (1977) ,『つげ義春日記』 (83) などがある。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

つげ義春

1937年、東京都葛飾区生まれ。白土三平の「カムイ伝」などが掲載された漫画雑誌「ガロ」で、60年代後半を中心に活躍した漫画家。代表作に「ねじ式」「ゲンセンカン主人」「無能の人」などがある。「貧困旅行記」は91年に晶文社から刊行された紀行文

(2010-08-18 朝日新聞 朝刊 山梨全県 2地方)

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デジタル大辞泉の解説

つげ‐よしはる【つげ義春】

[1937~ ]漫画家。東京の生まれ。本名、柘植(つげ)義春。独特な暗いタッチで、不条理な人間の情念を描き出す幻想的な作品が全共闘世代の共感を得る。代表作「ねじ式」「紅い花」「無能の人」など。

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百科事典マイペディアの解説

つげ義春【つげよしはる】

漫画家。本名柘植義春。東京生れ。本田小学卒業後,メッキ工場などさまざまな職業につく。1953年貸本漫画《白面夜叉》でデビュー。1966年雑誌《ガロ》に《沼》を発表,娯楽性の希薄な独特の作風が注目される。1968年同誌に掲載された《ねじ式》は従来の物語の文法を外れた不条理性により,漫画界を超えて注目を集めた。他に《李さん一家》《紅い花》《ほんやら洞のべんさん》,映画化された《無能の人》《ゲンセンカン主人》などがある。弟の漫画家つげ忠男ともども寡作で知られる。
→関連項目石井輝男

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

つげ義春 つげ-よしはる

1937- 昭和後期-平成時代の漫画家。
昭和12年10月30日生まれ。昭和30年貸本屋用単行本の「白面夜叉(やしゃ)」でデビュー。43年「ガロ」掲載の「ねじ式」は少年の心の奥ふかくにひそむ情念をふしぎな感覚でえがいて注目される。作品はほかに「沼」「無能の人」,紀行「貧困旅行記」など。「無能の人」「ゲンセンカン主人」「ねじ式」が映画化された。東京出身。本名は柘植(つげ)義春。

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