とは言うものの(読み)トハイウモノノ

デジタル大辞泉 「とは言うものの」の意味・読み・例文・類語

とは‐いうものの〔‐いふものの〕【とは言うものの】

[接]前に述べた事柄と相反する内容を導く語。そうはいっても。とはいえ。「とは言うものの、やはりこわい」
[連語]《「ものの」は接続助詞》…といっても。…とはいえ。「近いとは言うものの、歩いて三〇分はかかる」
[類語]尤もただしただとは言えさはあれしかしだがところがけれどもけれどだけどだけれどもだってされどそれでもでもしかしながら然るに然れどもさりとてそれなのにそのくせ言い条かと言ってにもかかわらず

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精選版 日本国語大辞典 「とは言うものの」の意味・読み・例文・類語

とは 言(い)うものの

  1. 先行の事柄に対し、それを確認しながらも、それに反したり矛盾したりする事柄を述べるときに用いる。そうはいっても。とはいいながら。けれども。とはいえ。
    1. [初出の実例]「母はそなたのかげ身にそひ、行(ゆく)末長く守るべしとはいふ物のふりすてて」(出典浄瑠璃蘆屋道満大内鑑(1734)四)

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