とは言うものの(読み)トハイウモノノ

デジタル大辞泉 「とは言うものの」の意味・読み・例文・類語

とは‐いうものの〔‐いふものの〕【とは言うものの】

[接]前に述べた事柄と相反する内容を導く語。そうはいっても。とはいえ。「とは言うものの、やはりこわい」
[連語]《「ものの」は接続助詞》…といっても。…とはいえ。「近いとは言うものの、歩いて三〇分はかかる」
[類語]尤もただしただとは言えさはあれしかしだがところがけれどもけれどだけどだけれどもだってされどそれでもでもしかしながら然るに然れどもさりとてそれなのにそのくせ言い条かと言ってにもかかわらず

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「とは言うものの」の意味・読み・例文・類語

とは 言(い)うものの

  1. 先行の事柄に対し、それを確認しながらも、それに反したり矛盾したりする事柄を述べるときに用いる。そうはいっても。とはいいながら。けれども。とはいえ。
    1. [初出の実例]「母はそなたのかげ身にそひ、行(ゆく)末長く守るべしとはいふ物のふりすてて」(出典浄瑠璃蘆屋道満大内鑑(1734)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android