然るに(読み)サルニ

デジタル大辞泉の解説

さる‐に【然るに】

[接]
そうこうしていると。すると。
「―、十二月(しはす)ばかりに、とみのこととて御文(ふみ)あり」〈伊勢・八四〉
しかるに。ところが。
「土石草木も霊なきはあらずと聞く。―玉川の流れには毒あり」〈読・雨月仏法僧

しかる‐に【然るに】

[接]
それにもかかわらず。それなのに。「汚職に関係した政治家は、立候補などすべきでない。然るにみそぎが済んだとは何事か」
話の冒頭に用いる語。さて。ところで。
「―平家の栄華を極めしその始め」〈謡・生田敦盛

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

さるに【然るに】

( 接続 )
しかるに。ところが。 「 -、かの大将、出でてたばかりたまふやう/伊勢 78
そうしたところ。すると。 「 -、十二月ばかりにとみの事とて御文あり/伊勢 84

しかるに【然るに】

( 接続 )
〔動詞「しかり」の連体形「しかる」に、助詞「に」の付いた語〕
そうであるのに。それなのに。多く文章や演説などに用いる語。 「国民に福祉の向上を誓った。-、その公約は全く実行されていない」
話題を変えて、別のことを述べる時、その冒頭に用いる。ところで。さて。 「 -、其の人の右中弁にて殿上人にて有ける時に/今昔 28

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