にたにた(読み)ニタニタ

デジタル大辞泉 「にたにた」の意味・読み・例文・類語

にた‐にた

[副](スル)薄気味悪く笑う表情をするさま。「にたにた(と)笑う」「人前にたにたする」
[類語]にたりにっとにこにこにっこりにこりにこやかにやにやにやりにんまりくすくすくすりくつくつ莞爾かんじくっくっとうふふえへらえへらえへへいひひあははにかっとからから薄笑い忍び笑い盗み笑い嘲笑ちょうしょう冷笑嗤笑ししょうあざ笑う薄笑うせせら笑う鼻で笑う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「にたにた」の意味・読み・例文・類語

にた‐にた

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 声をたてないで顔だけで笑うさまを表わす語。にたりにたり。
    1. [初出の実例]「美しいとうろう鬢の女中がにたにた笑ふと」(出典:松翁道話(1814‐46)一)
  3. 湿気やねばり気があって、柔らかなさまを表わす語。にちゃにちゃ。〔名語記(1275)〕
    1. [初出の実例]「みかわにはあらぬにかわをにたにたとゑのぐにねりてかきつばたかな」(出典:狂歌・卜養狂歌集(1681頃)夏)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android