にやにや(読み)ニヤニヤ

デジタル大辞泉 「にやにや」の意味・読み・例文・類語

にや‐にや

[副](スル)声を出さないで薄笑いを浮かべるさま。「子供の話となると急ににやにや(と)しはじめる」「意味ありげににやにや(と)笑う」
[類語]にんまりにやりほくそ笑むにこにこにっこりにこりにこやかにたにたにたりくすくすくすりくつくつ莞爾かんじくっくっとうふふえへらえへらえへへいひひあははにかっとからから薄笑い忍び笑い盗み笑い嘲笑ちょうしょう冷笑嗤笑ししょうあざ笑う薄笑うせせら笑う鼻で笑う

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精選版 日本国語大辞典 「にやにや」の意味・読み・例文・類語

にや‐にや

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 物の水っぽくねばりつくさまを表わす語。にちゃにちゃ。〔名語記(1275)〕
  3. 声を立てないで、表情だけで笑うさま、ひとりで冷ややかに、また、意味ありげに薄笑いを浮かべるさまを表わす語。にやり。にたにた。
    1. [初出の実例]「蝶はにやにや冷笑(あざわら)ひ」(出典:雨の日ぐらし(1891)〈山田美妙〉雛が三疋)
  4. 口の中でよくかむさまを表わす語。にちゃにちゃ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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