ハルムスタード(その他表記)Halmstad

デジタル大辞泉 「ハルムスタード」の意味・読み・例文・類語

ハルムスタード(Halmstad)

スウェーデン南部の都市ヘルシンボリの北約70キロメートルに位置し、カテガット海峡に面する。17世紀半ばにデンマークからスウェーデンに割譲された。良港に恵まれ、漁業造船業製紙業発展。ビール醸造が盛ん。聖ニコライ教会、ハルムスタード城などの歴史的建造物がある。同国の近代絵画を代表するハルムスタードグループが活躍した。物理学者リュードベリ、生化学者サムエルソンの生地

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改訂新版 世界大百科事典 「ハルムスタード」の意味・わかりやすい解説

ハルムスタード
Halmstad

スウェーデン南西岸のラホルム湾北端にある工業港市でハランド県県都。人口8万8958(2007)。ニッサ河口に立地し,織物パルプ,紙,機械自転車手袋などが生産され,付近からは石材も切り出される。13世紀以来の都市で,一時デンマーク領となるが,17世紀中ごろスウェーデン領となった。14世紀の教会,15世紀の城がある。昔の要塞は18世紀に撤去されたが,各種の博物館があり,付近の海水浴場が客を集める。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハルムスタード」の意味・わかりやすい解説

ハルムスタード
はるむすたーど
Halmstad

スウェーデン南部、イョータランド地方の港湾都市。人口8万5742(2001)。北海に通ずるラホルム湾の北岸に位置する。良港を有し、金属工業がある。ユトランド半島に近く、1645年までデンマーク領であったため、言語・風習にその影響が残り、つねに政治上の問題点となってきた。19世紀後半に、鉄道敷設、港湾施設改良により急速な発展を遂げた。城塁ゴシック様式の教会など、デンマーク領時代のおもかげを残す町並みが美しい。画家のハルムスタード・グループはスウェーデン近代絵画の一時期を代表する存在である。

[中島香子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハルムスタード」の意味・わかりやすい解説

ハルムスタード
Halmstad

スウェーデン南西部,ハランド県の県都。カテガト海峡,ラーホルム湾に面した商港で,ニッサン川の河口に位置する。県がスウェーデンへ割譲された 1658年まで,ハルムスタードはデンマーク領であった。漁業が盛ん。造船,製紙,皮革,ビール醸造工業が行われる。 14世紀の教会など古い建造物も多い。人口8万 560 (1992推計) 。

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世界大百科事典(旧版)内のハルムスタードの言及

【コロンビア】より

…日本との関係は,公式には1908年に修好通商航海条約が締結されたことをもって開始された。29年から30年にかけて約20家族が農業移民としてカウカ河谷に入植,現在では3世を含めると約2500人の日系人がパルミラ市を中心として居住しており,大規模農業経営者として成功を収めたものもいる。54年の国交回復以後,日本との関係は良好であり,85年に外相どうしの相互公式訪問が実現したのを皮切りに,89年,94年にいずれもコロンビアの現職大統領が日本を公式訪問している。…

※「ハルムスタード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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