ハルムスタード(読み)はるむすたーど(英語表記)Halmstad

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハルムスタード」の意味・わかりやすい解説

ハルムスタード
はるむすたーど
Halmstad

スウェーデン南部、イョータランド地方の港湾都市。人口8万5742(2001)。北海に通ずるラホルム湾の北岸に位置する。良港を有し、金属工業がある。ユトランド半島に近く、1645年までデンマーク領であったため、言語・風習にその影響が残り、つねに政治上の問題点となってきた。19世紀後半に、鉄道敷設、港湾施設改良により急速な発展を遂げた。城塁ゴシック様式教会など、デンマーク領時代のおもかげを残す町並みが美しい。画家ハルムスタード・グループはスウェーデン近代絵画の一時期を代表する存在である。

[中島香子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハルムスタード」の意味・わかりやすい解説

ハルムスタード
Halmstad

スウェーデン南西部,ハランド県の県都。カテガト海峡,ラーホルム湾に面した商港で,ニッサン川の河口に位置する。県がスウェーデンへ割譲された 1658年まで,ハルムスタードはデンマーク領であった。漁業が盛ん。造船製紙皮革,ビール醸造工業が行われる。 14世紀の教会など古い建造物も多い。人口8万 560 (1992推計) 。

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