ハンドウイルカ(読み)はんどういるか(英語表記)bottlenose dolphin

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハンドウイルカ」の意味・わかりやすい解説

ハンドウイルカ
はんどういるか / 半道海豚
bottlenose dolphin
[学] Tursiops truncatus

哺乳(ほにゅう)綱クジラ目マイルカ科のハクジラ。バンドウイルカともいう。体長3メートル、体重300キログラムを超える大形イルカで、水族館にいるもっとも普通の種である。暖海の沿岸域に広く分布し、大きさ、体形などに地理的な変異が多い。熱帯産のものは小形で体に斑点(はんてん)があり、別種とされることがある。背面黒色で腹面は白、その境は不明瞭(ふめいりょう)である。吻(ふん)は短く太い。歯は上下左右にそれぞれ二十数本。妊娠期間は12か月、体長1.3メートルぐらいで生まれる。1産1子。1~2年で離乳し、7年で成熟する。数十頭の群れで行動するが、ときに数百頭の大群をなす。餌料(じりょう)はイカおよびサバアジなど入手しやすい中形魚類を主体とする。

[粕谷俊雄]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハンドウイルカ」の意味・わかりやすい解説

ハンドウイルカ

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