ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バクストン」の意味・わかりやすい解説
バクストン
Buxton
バクストン
Buxton, Sir Thomas Fowell
[没]1845.2.19. ノーフォーク,クロマー近郊
イギリスの博愛主義者,政治家。初め監獄改良運動に尽力したが,1822年下院でイギリス植民地の奴隷廃止運動の指導者となった。 23年 W.ウィルバーフォースらと「反奴隷制協会」を創立,41年政府に働きかけアフリカ西部のニジェール川デルタへ探検隊を派遣,原地の人々と反奴隷制の条約などを結ぼうとしたが,熱病のため死者が続出,探検隊の意図は失敗した。
バクストン
Buxton, Barclay Fowell
[没]1946.2.5.
イギリス聖公会宣教師。エセックス県の名家に生れ,ケンブリッジ大学に学ぶ。 1890年来日,翌年松江に拠点をおき,山陰地方に伝道。のちに神戸で活動した。日本の純福音派の指導者の多くは彼の霊的訓練を受けた。 1907年帰国。
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