ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バルトルス」の意味・わかりやすい解説
バルトルス
Bartolus de Sassoferrato
[没]1357.7.10. ペルージア
ボローニャ,ピサ,ペルージアの各大学の法学教授。国際私法の祖と称される。法の体系的,歴史的研究と法の実用化という点で欠点の多かった註釈学派に代って,スコラ哲学の演繹法を用いて法を体系化し,各種の規定を実用化するための解釈,修正を行う新しい法律学を創設した。これを後期註釈学派とも註解学派ともいう。「バルトルスの徒にあらざれば,法律家にあらず」とまでいわれるほど,彼の権威は高かった。
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