イギリスの画家、デザイナー。バーミンガムに生まれ、聖職者を志してオックスフォード大学のエクセター・カレッジに入学。そこで生涯の友ウィリアム・モリスと出会う。その後、D・G・ロセッティの作品に強い感銘を受け、画家になる決意を固めた。初期の作品にはその影響が強く表れているが、1859年から数度にわたるイタリア旅行でボッティチェッリやマンテーニャの作品に傾倒。アーサー王伝説やギリシア神話に取材した夢幻的な作品を制作し、後期ラファエル前派の代表的な画家となった。また、モリス商会のために、ステンドグラスやタペストリーの下絵を手がけ、モリス創設の印刷所ケルムスコット・プレスの挿絵も描いた。ロンドンに没。
[谷田博行]
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イギリスの画家,装飾家。バーミンガムに生まれ,聖職者になるためオックスフォードのエクセター・カレッジに入り,ここで生涯の友W.モリスに会う。ラスキンやラファエル前派に強い影響を受け,1856年画家への転向を決意。ロセッティに私淑し,初期には彼の画風をそのまま受け継ぐが,しだいにマンテーニャ,ボッティチェリ等を手本とし,また中世的なロマン主義に根ざした神話や伝説をテーマとして,夢幻的な独自の世界を築く。77年以降,内外ともに名声を確立し,後期ラファエル前派の中心的画家となる。モリス商会のためにステンドグラス,タピスリー等の下絵を描き,またケルムスコット・プレスの挿絵も手がけている。
執筆者:湊 典子
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