ヒロ(読み)ひろ(英語表記)Hilo

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヒロ」の意味・わかりやすい解説

ヒロ
ひろ
Hilo

アメリカ合衆国ハワイ州、ハワイ島東岸、ヒロ湾に臨む同州第二の都市。人口4万0759(2000)。サトウキビを中心にマカダミア・ナッツ、コーヒー豆やパパイヤなどの果物ランなどの花の大規模栽培を行っており、収穫された農産物の市場・集散地として重要なため、港はつねに活気を呈する。また、ハワイ・ボルケーノズ国立公園など観光・行楽地の拠点都市としても重要で、観光産業はサトウキビ栽培と並ぶ主要産業となっている。1820年ごろ布教地として町が開かれ、1911年より市制が施行された。日系住民が多い。19世紀の民具などを集めたライマン博物館が有名。

[作野和世]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒロ」の意味・わかりやすい解説

ヒロ
Hilo

アメリカ合衆国,ハワイ州ハワイ島東海岸にある都市。ヒロ湾に面した良港で,サトウキビやランの花が栽培される。パイナップル缶詰,米製粉,砂糖,コーヒーの生産地。マウナロア,マウナケア,キラウエアなどの観光基地。ハワイ大学ヒロ校がある。人口3万 7808 (1990) 。

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